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【ひとり語り】詩とわたし

わたしに
なぜ
詩が降りてきたのだろう

わたしは
誰に向けて
詩を届けようとしているのだろう

noteを始めた動機とは
別の何かが
蠢くように

この2ヶ月半
ノートの海に
撒き続けた、わたしの詩

きっと、詩とは言えない
つぶやきを
書き留めたものたち

降りてきたり
触発されたり
突き動かされたり

心に響いて
イメージが湧き出て
物語が生まれて

オンナになり
オトコになり
少女や少年になり

ひとではないものにも
なり

内から 外から
近く 遠く
表に 裏に

そうして
形になったものたち

詩は
自分を裸にしてしまうもので

こんなにも
感情や衝動や思いが
あらわになってしまうものかと

言葉にすることの
怖さを感じてきた日々 

一方で
誰かに届いているように感じ
嬉しく思える日々

そして
どう受け止められているのだろうかと
不安に思う日々

合わせ鏡の中で
気が遠くなるほど
映し出される わたしの表象

その表象に
とらわれ続ける
ナルシシズムの呪縛

それでも
送り出したいのだろうか
届けたいのだろうか

どこに
何に
誰に

・・・

詩に出会ったのは
中学生のとき

教科書の中にいて
初めて
自分の傍におきたいと思った詩たち

詩を書き出したのは
高校生のとき

初めて恋をして
少し背伸びをして
詩を交わしあった日々

日常の言葉が紡ぎ出す
詩の美しさに出会ったのも
そのころ

会えない時間の
苦さと甘さを
詩の形にする日々

便箋を折りたたみ
封筒に入れて
手渡しあう

胸ポケットに
入れる仕草に

頬が染まるのを感じ
手紙になりたいと
どれだけ願ったことか

でも
わたしは詩になって
胸ポケットにいた

わたしの
詩の居場所は
そこにあった

わたしから手放した
わたしが奪った
詩の居場所

だから

わたしの
詩は
彷徨ってしまうのか

そして
やはり
今でも

詩は
あなたの胸ポケットに
いたいと願っている




スキや
フォローで
新しく出会う方がた

とても嬉しく思うと同時に

どう答えたらよいのか
わからなくなり
お返事に時間がかかってしまい、
申し訳ありません。

いえ、
とても嬉しいのです。

わたしだって
ふと出会った言葉や作品に
心を動かされ
スキを送っているのですから。

でも、
noteに
わたしが縛られてしまうような
そんな気持ちにもなり
苦しくなるときもあります。

だから
わたしの詩を送り届けるところを
わたしの詩の居場所を

持っていたいと
思ったのです。

なぜ
どこに
何に
誰に 

問い続けながら

今は
詩が
そこにいると思えると
安心できる
場所が欲しいのです。

そして
いつも
訪問してくださる方々に
支えられて
noteを
続けられているのも確かです。

ありがとうございます。 

これからもよろしくお願いします。



【写真と音楽と朗読でつくる詩の世界】

長いひとり語りに
お付き合いいただき
ありがとうございます

ナルシシズムの極地ですが、
自分の詩の宣伝です。

色野おとさまが
カーペンターズの
「遥かなる影」を聴きながら
撮影された写真に心を動かされ

イメージした物語を詩の形にして、

土谷光(Kou TSUCHIYA)さまの
「遥かなる影」の素敵なギターサウンドに
朗読を乗せて楽しむという
試みをしています。

よろしければ、どうぞご訪問ください。


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