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「連鎖と伝播」 憎しみと悲しみは 激しく巻く渦に似て 境界を侵し 何もかも呑み込んでゆく …
満月の夜に スカボローフェアを聴きながら 胸の中を静かに満たしていくものに 心は揺らぐ 輝…
わたしはアナ、と 瞳をとじてつぶやき 心の奥深くにしまい込んだ もう会うことがかなわない …
長いタイトルと少し長いご挨拶 ようこそ、“「(They Long To Be)Close To You〜遥かなる影/…
汚れることは 罰ではなく ましてや 罪でもなく 付けるものでもなく 付けられるものでもなく …
灰色の街に吹く風が この髪を 梳いても、梳いても 灰色の街に降る雨が この街を 流しても、流…
恋が憧れであるときの 心のぬくもり あなたを ただ 見ていればよかった 今は ひりひりした肌に 心を疼かせて ただ 熱さを求めている (作者から) Cir 氏「恋とは」に、インスピレーションを得た詩です。コメントに感想として記したものを、そのまま作品にしました。
孤独の孤は 本当は弧なのかもしれない それは 膝を抱えて 丸める あなたの背中が 弧のよう…
詩は最後に載せています。 (作者から) Cirさんの「海辺の記憶」からイメージした情景につい…
Cirさんの「はじめまして」に寄せて きみは なんて魔法を使うんだい 目覚めたらさ 僕の部…
光と風のゆらぎに 肌が木の葉のようにそよぐ ゆらぎ そよぎ さやぎ 生まれる調べ その調べは…
そのように 言葉もこぼれ出るものでありたい
恋の神様は、残酷だ 魔法をかけるときは 行き先も告げずに 連れ去り 魔法を解くときは 置き…
記憶の中からとりこぼれてきた ただれた膿を流す、鮮やかな塊 歯型を刻んだまま 忘れられたのは わたしなのか たわむれにほおばり もてあまして捨てたのは 自分だったのか 午後の陽射しに 倦んだわたしは 忘れられ 捨てられたものたちを 窓辺に置き 薄い皮膜に閉じられた 崩れゆく香気を解き放つ