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暑かった日の掃除のハナシ

お盆です。私は今の住まいにかれこれ20年ほど前に移住してきました。過疎化の進む地域です。先日小学生と話をする機会があったのですが「夏休みといえば?」の質問に小6女子特有の自己肯定感100%の生意気な態度で一言「お盆」と言われ、軽く衝撃を受けたのと同時に自分にとって「お盆」はお盆仕様のスーパーマーケットで3世代・4世代で買い物に来ている風景を目にする程度の認識であったことに気づきました。

前置きが長くなりましたが、今年の我が家のお盆ウィークはとても静かです。子供達はそれぞれ仕事や自身のライフワークに勤しんでいるので、これも滅多にないことなのですが、私の掃除モードが発動しました。ずっと気になっていたぎゅうぎゅうのキッチン棚。

冷蔵庫の中がスッキリと整理整頓されるはずだったタッパーのセット。
子ども達と楽しく作るはずだったお菓子作りのキット。
寝てる間に痩せるはずの家族に内緒で購入したサプリ←未開封。
そのままで原色見本になりそうなこども用キャラクター弁当箱、水筒、おはしセット(カトラリーセットと最近はいう)やおしぼり入れ。
高級干し椎茸。

一年に一回先祖の霊をお迎えして魂を供養するファミリーイベント期間に、懐かしいような恥ずかしいような今の現状をそのまま表すようないろんなものが詰まっていた棚を汗をかきながら一掃する作業はとても爽快でした。夕飯時のビールがことのほかおいしく感じたのは言うまでもありません。

焦げた鍋つかみがあります。
年に数回、オーブンからグラタンやミートローフ、時々パウンドケーキを取り出すときに使っていたものでだいぶ年季が入ってちょっと破れたりもしています。もうさすがに要らないだろうと思いつつ今回なぜか排除を免れました。

なぜだろう。
ちょっとぐるぐるしています。

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