オカッテニタツワタシ
たぶんもうずっと前から気がついていたのです。そしてそんなジブンがあんまり好きではなかったりもします。ワタシは台所に立つとちょっとキッてなります。はじめは家族においしいものを食べさせたいっていう気合いの表れだったのかもしれません。できる限り見栄えの良い野菜多めの大皿一品料理を出勤前の限られた時間の中で作り、夕飯時に不在の母の存在を感じて欲しかったのかもしれません。冷蔵庫の食材へ最短距離でアプローチし手早く切って調理する、スピードと火力のなせる技が素材の味をフルに活かすのだと信じ