見出し画像

アグルーカの行方〜 自分の足で大地を踏む


著者が イヌイットから
フランクリン隊について 色々と訊ねる場面

イヌイットは

「みんな 机の上で 資料を ひっくり返しているだけさ
こんな遠くまで 来る者は ほとんど いないんだよ」

と、答える

そうなのだ

わたしも 机の上で資料を広げて 少しだけ
その世界を 知ったつもりになっているだけ


しかし、
角幡は違う


過去の冒険家たちの 記録を貪るように

何度も 何度も 繰り返し読み
自分の好奇心を 好奇心だけに 留めたりしない


角幡のように 世界を相手に冒険することは無理でも


己の知的好奇心に
どれだけ深く潜り それを自身に取り込められるのか?


そんなことを 考えた


******


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?