初めて一人暮らしをした時の話 -1-
離婚して実家に戻った1ヶ月後
「出戻りが居ると恥ずかしいから出ていけ」
はいきたコレ〜!そう思った(笑)
離婚当時9時‐3時のパート従業員だった私は
貯金もなかったのでとりあえず実家に戻った
それからフルタイムの仕事を探し1ヶ月
世間体重視の両親にそう言われる事は覚悟していた
当然銀行でお金を借りられるはずもなく
金利は高かったが仕方なく銀行カードに
付随していたキャッシングサービスを利用
20万円を引き出してアパートを借りた
通勤の事を考え職場の近くに借りたのだが
職場自体が実家からそう遠くなかったので
必然的にアパートも実家近くになった
それが気に入らなかったらしく
両親からクレームが入った
「自分達の生活圏内から出て行け
目に入らない所へ行ってくれ」と
しかしその頃の私はそんな事まで親に
指示されるいわれは無いと反論できる
くらいには強くなっていた
100均と大型スーパーの赤札を頼りに
一通りの生活用品を揃え一組の布団と
ドレッサー、ノートパソコンを持って家を出た
風呂トイレ別の10畳ワンルーム
ありがたいことにエアコンは付いていたが
TV・洗濯機・冷蔵庫、もちろん電子レンジ
などという文明の利器などあるはずもなく
季節は9月の残暑厳しき折
そんな時期に冷蔵庫無し生活💧
飲み物はおもに水道水、ドリンクもすぐに
常温になるからお茶位しか買えなかった
キャベツを買ったらキャベツ料理、人参を
買ったら人参料理…と、とにかく傷む前に
消費せねばと必死だった
玉葱なんてす〜ぐドロッドロの大惨事である
(玉葱は冷蔵庫に入れないけど)
とにかく冷蔵庫を手に入れるまではと
1つの食材を鬼のように食べていた(笑)
さすがにこの時期汗をかいた服を臭うまで
溜めておく事は出来ず
当時コインランドリーも近くになかった為
洗濯に関してだけは両親に頭を下げて
2日に一度洗濯機を貸してもらう事にした
でも昔の人は家族の衣服を全部手洗いして
いたんだよな…凄いな〜とか思いつつ
フルタイムで働き始めて初のお給料で
迷わず洗濯機を買った
容量小さめの洗濯機だったけれど一応全自動
それまでの人生はいつも周囲に家族がいて
暮らしに必要なものは全て揃っていた
水道光熱費も各種支払いも子供の頃は両親
結婚してからは夫におんぶに抱っこで
常に誰かに寄生したカタチの生き方だった
寄生獣だったな、私😅
けれど今目の前にあるのは自分で働いた
お金で初めて購入した家電✨
毎日自宅で洗濯出来るようになった事が
嬉しくてワクワクしていた🍀
ちょっとだけ自分に自信を持った
初めての出来事だった
余談だがキャッシングサービスで引出した20万は
毎月1万ずつ2年近く掛かって返済した ^^;
-2-へ続く
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