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#戦争
(SF小説)『荒野.jp』第3話 西を目指して
レノがホバー・タンクを着陸させた。そして下から上がってくると、俺の体をだきしめた。
「大丈夫? 大丈夫なの?」
「わかってるだろ。大丈夫なわけねえだろう」
俺はつっけんどんに返した。
「そんな事言わないでよ」
レノが、泣いた。全身汗でびっしょりだ。
「ヒロポンを……ネオ・ヒロポンを打ってくれ。痛みがなくなる」
レノはしばしためらったが結局は注射器を持ってきて、麻薬を俺の腕に注入した。砕け
レノがホバー・タンクを着陸させた。そして下から上がってくると、俺の体をだきしめた。
「大丈夫? 大丈夫なの?」
「わかってるだろ。大丈夫なわけねえだろう」
俺はつっけんどんに返した。
「そんな事言わないでよ」
レノが、泣いた。全身汗でびっしょりだ。
「ヒロポンを……ネオ・ヒロポンを打ってくれ。痛みがなくなる」
レノはしばしためらったが結局は注射器を持ってきて、麻薬を俺の腕に注入した。砕け