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臨床での外出リハビリテーション:デイサービスと老人保健施設でのお花見企画

こんにちは。私は作業療法士で、2011年に免許を取得してから、現在は訪問看護ステーションで勤務しつつ、個人事業主としても活動しています。私は常に好奇心を持ち、行動することを大切にしており、新たな挑戦を楽しむことを心掛けています。

作業療法士として5年目を迎えた私は、これまでに自主企画したお散歩ツアーの第1回と第2回を終え、その経験を基に、より大規模な外出支援の取り組みに挑戦することを決意しました。私の目標は、デイサービスや老人保健施設のご利用者の方々と共に外の世界へ一歩を踏み出し、新たな体験の機会を提供することです。

これまでデイサービスや介護老人保健施設では春のお花見イベントが実施されていましたが、大半は車内からの鑑賞に留まっていました。私の今回の挑戦は、ご利用者さんに「地に足をつけて桜を見る体験」を提供することに焦点を当てました。

しかし、私は施設に直接勤務していないため、このアイデアを実現するには施設への提案と職員の協力が必要でした。さらに、デイサービスでの企画では顧問弁護士からの法的な指摘、帰路での問題がありました。老人保健施設での企画では99名の入所者全員の外出を目指しましたが、人手不足の課題に直面しました。

この記事では、これらの計画立案から実行、そして結果までを紹介します。この記事が新たな挑戦を考える皆さんの一助になれば幸いです。どうぞお楽しみください。


1.デイサービス編

(1)企画の提案

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