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地域リハビリと成果連動型報酬:10万円規模の研修会開催に初挑戦

こんにちは。私は作業療法士としての活動に加え、2011年の免許取得以来、訪問看護ステーションで勤務し、同時に個人事業主としても活動しています。私はいつも好奇心を持ち、新しいことへの挑戦を楽しむことを大切にしています。

今回の記事では、私が所属する訪問看護ステーションで、大阪府訪問看護ステーション協会から受託した成果連動型報酬の事業において、10万円規模の研修会を開催するというチャレンジについてお話しします。

私は25歳の時に、障害を持つ方々や高齢者の外出支援を行うボランティア団体を立ち上げ、約3年間その活動に携わりました。その経験を活かして、28歳で副業としてリハビリ旅行会社を設立しましたが、商品開発や販売の知識が不足していたため、運営には苦戦していました。そして、30歳で事業を閉じる決断をしました。原因は、中途半端な商品開発と販売戦略の不足が主な理由でした。

この失敗から学び、様々な分野での新たな挑戦を続けてきました。ネギ農家でデザイン思考を実践し、ユニバーサルスタジオジャパンでの仕事を通してマーケティングを学び、美術大学でアート思考を深めました。これらの経験を経て、自分で商品を作り、販売することへの再挑戦を決意しました。

その中で、成果連動型民間委託方式について知り、この新しい方式に挑戦したいと思いました。この方式では、行政からの委託事業において、成果が出なければ満額の報酬を得ることはできません。

そして偶然にも、私が勤める事業所は、大阪府訪問看護ステーション協会が大阪府から受託した、地域医療介護総合確保基金を財源とする「訪問看護教育ステーション事業」の一部を担うことになりました。この事業は、研修会の開催、府民への相談支援、訪問看護体験など、合計8つのプログラムで構成されており、それぞれのプログラムは成果に応じた報酬体系を持っていました。

その中で、私は一つの研修会を主催するチャンスを上司にお願いし、実際に担当することになりました。設定された目標は、オンライン研修で26名から40名の参加者を集めることで、これが私のミッションとなりました。

本記事では、研修会の企画から開催に至るまでの経験を共有しています。どのようにして試行錯誤を重ね、目標に向かって進んでいったのかをお読みいただき、何かの行動を起こすきっかけになればと願っています。

※成果連動型民間委託方式について詳しくまとめた記事もありますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。


1.企画の立案と準備

①テーマ設定と研修会の概要

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