東大英語をはじめからていねいに③
今日は第3回。第4問の続き。
a toの後ろは原形なので、これが間違い! と早計に考えないでほしい。reassessという単語はなかなか見かけないが、re+assess(評価する)と考えると、reassessは動詞の原形であるから、問題はないとわかる。
b 問題ない。make sense of Aは重要な熟語なので受験者は知っているであろう。=understandとわかっていればよい。
c これは迷う。英語の力がつくと、①前置詞であったり、②冠詞であったり、③数えられるのか、数えられないのかであったり、、⓸動詞の語法であったりがとても難しく感じられる。文法事項はきちんとしたルールのもとにあるので、考え方をきちんと理解すれば、悩むことはほぼほぼなくなるが、この4点はいまだにてこずる。ということで、ここではbenenfitが数えられるのか、aは使えるのか、非ネイティブの我々には確実に判断できないと思われるので、とりあえず保留が正解であろう。
d これは明らかに間違いだとわかる。contradictory positionsは形容詞+名詞のかたまりであるから、seemingはseemingly(見たところ、外見上は)とすべきである。また、ingなので現在分詞と考えられなくもないが、それならpositionに前後すべきである。意味的にもpositionが見ていると考えるのも自然ではないし、どちらかと言えば、positionは見られる方であろう。
e これはboundaryが可算名詞か不可算名詞なのか考えると、受験生には答えが出せないと思われる。が、dが明らかに誤りなので、スルーでよい。
こうして考えると、可算名詞か不可算名詞なのかの判断が必要な時は、とりあえず保留という戦略でいくのがよいと思われる。
この問題も基本的な語彙の理解、知っている知識を応用して答えを導けるものである。
この問題は別に面白いと感じてはいないが、流れで記録したので、誰かの訳に立てば幸いである。次回は、続きもそのまま続きを考えていこう。
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