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闘病生活の始まり

21年11月から23年6月まで闘病生活でした。すい臓がんで、見つかった時には腫瘍が4センチ程度の大きさでした。また、動脈を腫瘍が取り巻いていて「切除可能境界」という状態でした。これを治療できる病院は限られていて、症例数も多くはなく、告知の直後は不安に押しつぶされそうでした。そんな私に前を向くきっかけを与えてくれたのは、N病院のM医師の行動力でした。
緊急入院の後、たくさんの検査を受けなければいけなかったのですが、予約枠が埋まっていました。そこでM医師は翌日お昼休憩の時間に検査を頼んでくれて、自ら看護師の役割を果たしてくれたのです。もちろん検査スタッフにもご協力いただいています。
おかげで検査にかかる日数、絶食期間を短縮できました。
長い空腹状態では体力、気力が下がり、患者にメリットはありません。でも病院の都合で仕方がない、と思い込んでいた私。M医師の行動を見て、自分でも最善の道を考え、医師に相談してみようと思うようになりました。これがどんな時も前を向こうという気持ちの芽生えでした。
結局は転院するのですが、M医師には今でも感謝しています。

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