パレスチナ・イスラエル問題について考察してみた

はじめに

昨今、いくつかの国で争いが起き、その中でも記憶ものといえば、
パレスチナもといハマス関連の話題であろう。
ロシア・ウクライナ間における問題も根深いものがあるが、
今回はハマス関連について歴史的背景のもと解決策を考察してみたいと思う。

現状の認識

私は学者では無いので、見聞きした情報を元にこの争いについて
簡単に要点をまとめていく。
歴史的には2000年前ぐらいにはユダヤ人はイスラエルら辺に住んでいた
その後、国が滅亡してユダヤ人がバラバラに世界に散った後、
アラブ人が直近までその地に住んでいた。
第一次世界大戦時にイギリスに騙されて利用されたりもしたが、
ユダヤ人達はイスラエルを建国した。
アラブ人達は歴史的にはそこに住む権利は無い為、領土を奪われ
現在のパレスチナや周辺諸国へと移住を余儀なくされた。
ユダヤ人はイスラエルの領土拡大を行ったり調子に乗り始めた為、
ハマス(アラブ人)はイスラエルへ反撃を行うことにしたのだった。

現状の問題

アメリカ合衆国などの主要諸国はイスラエルの建国に対して
支援等を行っていることもあり、ハマス(パレスチナ)側に
傾く事がない為、非常に不利な状況である。
また、パレスチナ自体が今回の争い以前からイスラエルから
領土を奪われたり隔離されたりして貧困を極めていることもあり
一度動き始めた以上、なかなか立ち止まれない理由も理解できる。
この問題の論点はやはり歴史の解釈をどうするかであると言える。
まず2000年前の土地をユダヤ人の土地として考えるのは正しいのかどうか
100年前に主要諸国がイスラエルの建国を認めた以上、
世論としては正しいのかもしれないが、
アラブ人がその後の歴史において、その地に住んでいたことも事実であり、
歴史を重んじるのであれば、アラブ人達もまた領土を主張しても
全く問題ないのでは無いだろうか?

そもそものツッコミ要素

ユダヤ人は理由はどうであれ数千年にわたって移民として他国を渡り歩いてきた経緯がある。すなわち他国の領土に寄生していたわけだ。
しかしながらアラブ人が領土に寄生するのは許せないときている。
自分達の国が欲しいという願望は理解できるが、
人種的に別な者を排除する思想は奇しくもユダヤ人の迫害されてきた歴史を
今度は自分達が他者に対して迫害している構図になっているのだ。
おそらく、アラブ人が戦争に勝利しイスラエルの領土を奪うことに成功した場合、アラブ人も同じ過ちを繰り返すことが容易に想像できる。
つまり人間性が乏しい事がそもそもの問題点なのだ。

国家と人間性

人間性と国家という単位の異なるものを天秤に乗せることは
少々お門違いだと思う者もいると思うが、
国家とはその人間性が集まって形成された集合意識であり、
論じる事は全く問題ではないのだ。
では、彼らはどんな意識なのだろうか?
人間性単体で見ていくと様々な考えがあるのかもしれないが、
国家として見たときの彼らは残念ながら良い者達とは言えない。
それはパレスチナもイスラエルもどちらにも言えることだ。
テロ紛いな行為を行う過激派のハマスがいるパレスチナ、
与えられた領土に満足せず、軍備を強化しパレスチナの領土を
年々奪い続けてきた独裁的なイスラエル。
元より争いは避けられなかったのかもしれない。

解決策はあるのだろうか

戦争の長期化は双方の国民感情により一層確執が発生し、
次の争いに繋がりかねない。
とはいえ、一度手に持った武器を地に置く事はまず持って難しい。
第一次世界大戦の時に彼らを焚き付けたイギリスが
責任を持ってこの問題について介入し、
歴史的解釈の見直し等、妥当性のある領土の分割等を
行うことができれば、これらの争いを止めることができるかもしれない。
またはイギリスVSアラブ・ユダヤ人という新たな構図を迎えることで
中東の国々が団結できる未来が得られるかもしれない。
さて、イギリスは今何をしているのだろうか


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