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落ち着く空間の話(2024.6/2の日記)

 今日もアルバイト。毎週末連勤が続いて、さすがに疲れが溜まってきた。最近の風邪も、疲労で免疫が落ちていたのではないかと意味もなく考えている。こういうのを邪推って言うのですか?今日は鼻水が止まらなかった。部屋に、父親が置いていったであろう鼻に良いティッシュがあったので、アルバイトに持っていった。銀行の名前が書かれた袋に入っていた。

 どうしようもなく疲れている。部屋に帰っても何もやる気が起きない。今日は元気を出して、スープと軽いおかずを作った。どこから出てきたやる気なのか分からない。野生のやる気。拾ってきたのかも。自分の内から気力が湧いているとは思えない。今も惰力でキーボードを叩いている。お腹いっぱい食べちゃったし。本は楽しく読めていないし。

 読み終わった本を置いている本棚を整理した。思いつきでジャンルごとに並べ直した。その本棚を見ていると、当時熱中して、驚いて、感動して読んだ本の思い出がたくさんあって嬉しかった。
 それと同時に、最近はそこまで気持ちをぐらぐら(沸騰した不安定な感じ)させながら読んでいないなと思った。たくさん読みたい、積ん読を消化したいという気持ちが先行した読書だと思った。当時は一冊ずつ読んでいたけど、今は複数冊併読している。心への残り方は違うだろうなと思う。

 でもそのくらい気楽に読めるようになったとも思う。一年前は、一冊読むのにかかる気合いもすごかった。今の方がラフに本を読み始められる。ジャンルもよりたくさん読むようになった気がする。
 心に残り方が違うと思ったけど、一年前も刺さらないな~と思う本はあったな。単純に打つ数が違うもんな。そんなに気負わなくていいか。

 積ん読を消化したいと言いながら、この間本を注文した。昨日届いたと電話が掛かってきて、迷って明日取りに行くことに決めた。今日はバイトが遅くまであって、営業時間を短縮した本屋さんに間に合わないかもと思ったから。

 営業時間を改めて調べるとき、本屋さんのレビューに「閉店しそうな雰囲気」と書かれているのを目にした。寂しいなと思った。売り場の規模を縮小して、営業時間も短くして、本の数が少ないと言われて、周りの書店はどんどん閉店していて、だけど私はこの本屋さんが好きだと思う。だけどというのも変だけど。店員さんは事務的で親切だし。お店は静かでいいし。棚とかポップとか結構凝っている感じするし。欲しい本見つけやすいし。見つからなくても取り寄せますよってめっちゃ言ってくれるし。取り寄せ早いし。電話の対応も丁寧で簡潔だし。店員さんみんな似てて見分けつかないの面白いし。(これは関係無かったね)

 どうかなくならないでほしいと思う。ここまでなくならないでと思うの、自分でも不思議だ。特別懇意なわけでも、店員さんと顔見知りなわけでも、サービスをしてもらったわけでもないのに。多分距離感が心地良いのだと思う。相手は書店員というプロで、私は本が買いたくて訪れる客でしかないのが、私にはたまらなく心地良い。

 今日の写真はアンカットすぎる文庫本。

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