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積み重なって繋がる本の話(2024.4/7の日記)

 アルバイトの日。あまり打ち解けた感じのしなかったアルバイトの後輩(同い年)とちょっと砕けた話ができるようになったと思った。嬉しかった。

 アルバイトの後輩二人と本の話をした。趣味の話から何にお金を使うかという話になって、私は本を買いますと言った。二人とも同じ小説家のミステリーを読んでいるということが分かり、特に好きな小説の話で盛り上がった。イヤミスのことを「あれは最高に面白いっスよ」と言っていて、私の中の全部で共感を示したいなと思った。共通の本の話ができるのはこんなに嬉しいものなのかと思った。久しぶりの感覚。

 今日3冊の小説を読み終わった。いろんな本をつまみつまみしていたので同じ日に全部がピークになって終わった。どれも面白かった。

 3冊ともSNSや帯文で「いいよ」と言われているものだった。賞を取ったやつもある。思っていた内容と違ったり、思わない結末を迎えたりするものばかりで面白かった。
 同時にたくさんの本を読むのはどうなのかと思ったが(集中できないとか深く読み込めないとかそういう心配の話)、同時の読書経験がいろんな見方をさせてくれる気がしてこれで良かったと思えた。ジャンルも文体も違うが、自分の中で関連付けて読んでいることに気づいた。こういう読み方もそれでいいじゃんと思えた。

 うち一冊を読んでいる途中で、また気が散って次に読む小説を選んだら、読んでいる本の中にその小説の引用があって「奇跡では?」と思った。次に読む本をこうやって確定させるのも面白いなと思った。でも気が変わって別の本にするかもしれない。それでもいいと思った。

 いっぱい本を読みたい。死ぬまでに。

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