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登場人物に話しかけられる話(2024.7/21の日記)

 アルバイトの日。朝から暑くて気が狂いそうだった。これから毎日こんな調子かと思うと憂うつで仕方ない。夏が早く過ぎてほしいと思う。バイトの制服を着て行くか迷っていたら時間がなくなって、結局着て行った。着いた時点で汗が噴き出ていた。

 アルバイト先の憧れの社員さんがいる。今朝開店の準備をしていたら、相手から挨拶をしてくれて嬉しかった。いつもにこにこしていて、怒っているところも声の調子が変わっているところも見たことがない。たたずまいが素敵。物腰が穏やかで気配りができる人だと思う。あんなふうに働きたいと見かけるたびに思っている。
 以前アルバイトの後輩に「素敵だ」「格好良い」「可愛い」と熱弁したけど「ちょっとわかんないっス笑」と言われた。多分今の私はこの社員さんの全部が特別に素敵に見えるようになっている。この好意は一体何にあたるのだろう。

 今日は友人とシフトが被った。軽く雑談している中で、友人が別の共通な友人と大げんかをしたと教えてくれた。そりゃあ大変だと思った。と同時に、珍しくて面白いなと思った。不謹慎だけど。二人とも穏やかな性格だし、相手にわざわざ強く言うような人ではない。よっぽど鬱憤が溜まっていたのかと聞いてみたら、前者の友人がビャッと強い言葉をぶつけたらしかった。相手に鬱憤が溜まっていたのはこの友人の方で、確かに最近愚痴を聞いたな~……と思い出した。無責任で他人事だが、まあ仲直りしてほしいわな、と思った。二人には心が穏やかであってほしい。私も気まずいし。

 新しいパートさんに勧められた小説をしばらく読んでいる。今日読んだところに登場人物が話しかけてくるパートがあって、びっくりして笑ってしまった。いきなり「読者諸君、」みたいな呼びかけが入るのではなく、「ここで◯◯は読者の方を振り返ってこう言った。」みたいな地の文が入ったのでびっくりした。面白すぎる!その登場人物の◯◯は、「作者は初めてこのジャンルを書くから許してね」みたいなセリフを言わされ、「勘の良い読者は……」と読者をよいしょさせられている。メタにメタが被さって、オイオイ、おもしれぇじゃねぇか!!!となった。まるで実在するみたいだ。先を読むのが楽しみになった。

 先日ブクログをダウンロードして、持っている本をなるべく全部登録した。積ん読の管理のために。そのうち間違えて同じ本を2冊買ってしまう気がしたから。なんならもう買っている。

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