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ファンタジーの世界に入りたい話(5/8の日記)

最近は本を読むのに熱が入ってしまい、本を紹介する動画を見てはあらすじを説明する語彙に関心し、かなり頻繁に本を買ってしまう。読み終わるより先に新しい本に手を出している。

本屋さんに行くのをやめられない。本を眺めるだけがこんなに楽しかったかと驚いている。作者順に並んだ本から自分の知った名前を見つけるのが楽しくてしかたがない。これ動画で見たことある!みたいな本を見つけるとまた嬉しくなるのだ。

最近は無意識に自分が通った小学校の図書室の本棚を何度も思い出している。文庫本の棚が入って正面にあって、海外のファンタジーのシリーズで何十冊もある本が入って右手にあって、その棚に沿って奥に行くとハードカバーの長編小説があるお気に入りのコーナーがあった。
高校の図書館でも中学校の図書室でもなく、なぜ小学校の図書室ばかり鮮明に覚えているのか不思議だ。6年間も通ったからだろうか。小学生の頃に一番本を読んでいたからだろうか。
当時、「年にたくさん本を借りた人ランキング」みたいなので表彰されるくらい本を読んでいたのを思い出した。先生に面白くてもう読み終わっちゃった、と話しに言ったら本当にちゃんと読んだの、と言われたこともあった。ちゃんと全部読んでいましたよ。

思えば小学生の頃から私は妖精や魔法使いや冒険に憧れ続けている。
指輪から精霊が出てきてほしいし、魔法の世界でドワーフと出会いたいし、大きなドアか鏡の中に入りたいし、虹の端に壺を見つけたいし、呪文で魔女を呼び出したい。
溺れる妖精を助けたいし、魔法の植物を探しに行きたいし、人魚の国の王様に頼み事をしたい。
ワガママな妖精に振り回されたいし、100年に一度の災厄に立ち向かいたいし、意地悪なゴブリンからハッピーな日常を守りたい。
私にしか見えないこびとと秘密の話をしたいし、背中から蝶のような羽が生えてきてほしいし、動物とおしゃべりしたいし、心優しい錬金術師の友人がほしい。
今でも全部そう思っている。どこかで実現できるとちょびっと信じたまま生きている。

動画で紹介されていた本で気になったものを先日買ったのだが、小学生の頃にはまってずっと読んでいた小説と同じ作者だと後から知った。どちらも魔法が出てくるファンタジーな物語だった。また出会えたことがとても嬉しかった。ゆっくり読もうと思う。すごく楽しみだ。

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