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21の大人の話(2024.5/7の日記)

 授業一つのために大学に行く日。せっかくだから学食を食べてゆっくりしてから授業に挑もうと食堂に行ったら、営業時間内なのに職員の人が目を合わせてくれず、注文をすることができなかった。私はこういうときに声をかけるのがすこぶる苦手なので早々に諦めた。購買でサンドイッチとおにぎりを買った。おにぎりは水の量間違えたんか?というぐらいモチョモチョだった。

 友人が誕生日だったので授業後に呼び出してプレゼントを渡した。袋に入った状態を見て可愛い!とテンションを上げてくれて嬉しかった。上げてくれたというとおかしいか。そりゃあ年に一度の誕生日、テンションなんかなんぼでも上がるわな。上げておかしくないわな。これから家族でパーティーだという友人に、わざわざ時間を割いてくれたことのお礼を言って別れた。

 この友人と、「21歳ってなんか違うよね」と最近よく話していた。友人の誕生日を前にして、20歳になるという状態と21歳になるという状態の心境の違いを考えた。19歳から20歳になるときに感じた「大人になる……!」というワクワクが嘘みたいな21歳。
 21という数字の大人感すごい。これは全然ワクワクじゃなくて、もう誰も守ってくれない感とか、可愛がってもらえるとしじゃなくなった感とか、あの頃お姉さんだと思っていた人になってしまった感とか、だけど別に全然お姉さんじゃない感とか……。上手く言えないけどそういう感じの。

 自分が友人のように21歳になるその日に、また何か感じることがあるだろうか。姉から「誕生日の日は部屋にいてね」とメッセージが来ていた。毎年誕生日プレゼントとして仕送りをしてくれる。今年もあると期待していいのかな。

 姉に頼まれて買い物をし、郵送するためにレターパックを使った。簡単でわかりやすくて、ちょっとしたものをこんなに安く送れるのかと感動した。

 その足でスーパーに行き、食材を買って帰って調理をした。食事に不安が募り始めたら、同じものを作ればいいというのが私が得た生活の知恵です。同じことを繰り返せるのは幸せであるということ。そんなに大層なことは考えていないということ。

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