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強風と熱唱の話(2024.4/9の日記)

 アルバイト度大学をダブルブッキングした日。大学に怒られないか不安で眠れなかったのに、風が強い音で夜中に目が覚めてしまった。二度寝したら起きないのでうだうだ言いながらアルバイトの準備をする。

 アルバイトは思ったより早く終わって面白かった。いつも一日中働くのでその半分で終わったのが面白かった。

 朝部屋を出るとき、昨日の風で桜が全部散っていた。今年は花見らしい花見をする前に桜が終わってしまった感じだ。ちょっと寂しいけど、桜を見ると春の色々(心身の不調とか環境の激変とか)を思い出すので、早々に散ってまあそれもそれで良いかと思った。風流に思う気持ちと両方ある。

 久しぶりの大学、同級生の名前が一切思い出せなくてびっくりした。この2か月の間に必要の無い情報として忘れ去られたのかと思って不思議に感じた。名字とかもっと出てこない。呼び名がギリ。出席番号で座るのに、名字が思い出せないので自分がどの辺に座れば良いのか分からなかった。面白すぎる。遅刻しておいてこれは目立ちすぎ。

 アルバイト先の後輩が掛け持ちしているアルバイトのカラオケ屋さんに行った。アルバイトの友人が一緒に行ってあげると言ってくれた。
 この日アルバイトの後輩はいなかった。薄暗い店内で常連らしき不思議な客が熱唱するのを聴いていた。段々その不審な空気にやられて、友人とゲラゲラ笑いながら雑なものまねをしたり、野太い合いの手を入れたりして騒いだ。終電の時間になって外に出ると、建物の外にがっつり音漏れしていてまた笑った。友人とここではアルバイトしたくないねと話した。不思議な客が多かった。

 帰りにコンビニに寄り、夕食を買って雑談して帰った。大学が始まる嫌さとアルバイトの嫌さを話した。これから病むんじゃないかと私一人ヒヤヒヤしている。

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