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また本を買ってしまった…話(5/19の日記)

後悔はしていないけど、本を置く場所がなくなってきてしまったので困っている。読みかけの本もまだ読んでいない本もたくさんある。「10冊読んだら3冊買って良いよ」という私に設けたルールはどこかにいってしまった。困った。幸せの「困った」だ。心は笑顔でいっぱいだから。私はこのためにアルバイトをしているのだよ。

これまでよく知っている作家の作品だけ集めて読んでいた。はずれが無いと思えるし、「アンチ新しいこと」な私にとって無難なのだ。
最近本を紹介するメディアを見たり、人にオススメの本を聞いたりするようになり、今まで知らなかった本のジャンルを読むようになった。ジャンルや作家に対する食わず嫌いも次第に克服できている気がする。

最近だとミステリーやホラーという未開だったジャンルも楽しく読破できたし、集中力が保たないと思っていた長編小説にものめり込んだ。時間をあけて読んでも思っていたより内容を忘れていないことも分かった。「思い出せる」と言う方が近いかもしれない。近代文学もライトノベルもお手の物だ。ビジネス本や自己啓発本はまだ範疇の外だが。そのうち。

この日は授業の内容が私としては少々ショッキングで、教授に自ら詳しい話を聞きに行ってさらにエネルギーを使う日であった。帰路につきながら精一杯気分を上げようと考え事をしていたら、交通事故があった形跡が目についてさらにびっくりだった。
驚きのような後ろ側からくる不安のような吹っ切れてさっぱりしたような、訳の分からない気持ちで部屋に帰ったら、ドアの横に置き配の包みがあってまたびっくりした。そういえば本を注文したんだった。好きな作家さんの作品を予約するのと合わせて買ったんだった。これは嬉しい方のびっくりだった。

新しい本を入れるスペースを考えながら本棚の本を並べ替える時間が大好きだ。どんな順番で並べるか、いつまでたっても悩んでいる。今のところ出版社順に落ち着いている。著者順も魅力的だし、買った順もいいなと思う。この部屋を出て行くとき、どうやって本を家に持って帰ろうか今から悩んでいる。あと2年半ぐらいの大学生活でさらに増えると考えると、ワクワクとどうしようでいっぱいだ。ワクワクの方が9割だ。

次に読みたい本が手元にあるのがすごく嬉しい。積ん読に罪悪感を持つことは無いと思う。「紙は木からできているし、積ん読は観葉植物だ」と誰かが言っているのをネットで見た。
上等な植物が私の部屋の中でジャングルを作っているのだ。

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