流浪の月

見た直後の文章。

人に根本的に内在する趣向を社会が制限する権利など本来はない。しかし社会的に正統であるとは政治的経済的権力を持つ一部の者の趣向に沿うものであり、それは真理でもなんでもない。しかしそれは思考のない人々の頭の隅々まで浸透し、やがてそれに沿わない考えを持つものを排除する武器となる。ゆえにマイノリティは深く考えざるを得ない。人の集合的圧力はどこから生じるのか、それにそぐわない物はどうして生きてゆけば良いのか。しかし答えは社会に内在していないため、自分の内面から捻り出すしかない。そしてそれは社会的に否定され、まるで答えなど最初からなかったのではという錯覚に陥る。彼らを助けるすべなどない。加害者は彼らを除いた社会全てだ。

長い


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?