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本屋に行ったら散財した件

本好き(本屋好き?)なら、分かってもらえると思うのですが、どこかに出掛けると(初めての土地なら尚更)まず本屋を探しますよね?
そんでもって、一通り見回ってチェックしますよね?

「本屋なんてどこも変わらないでしょ」と言われることもありますが、そんな事ないのは、本屋好きなら分かってもらえるはず(多分)。

新刊が置いてあるのはもちろんだけど、店員さんの趣味やセンスで個性が出ますよね。
置いてある本の取捨選択や、お手製のポップに。

この本屋は◯◯(作家)さん推しなんだな、とか
△△のジャンルが、やたらと豊富なのはスタッフさんの趣味かな、とか。
それを見て想像してるのが楽しいんです。

大きい本屋さんだから、良い。
ではなくて。
小さな本屋だとしてもにじみ出る個性、そんなのが好きなんです。

そんなわけで、趣味:本屋のようなわたしですが、ここのところ『忙しい』を理由にして、家と職場の往復で日々を過ごしていました。
以前、違う職場にいた頃は、毎日のように本屋に通っていたこともあったのに、今では数ヶ月も立ち寄っていません。

ネット通販や電子書籍で、簡単に手に入るようになったのもあります。
「読みたい」と思ったら、すぐ手元に本(データ)が届く。
そりゃラクに決まってます。


そんな毎日でしたが、たまたま早く上がれる日があり、久々に本屋へ寄ることにしたんです。

欲しいと思っていた本を手に取り、あとはゆっくり見て回ろうかな。
そう思った時に、『本屋スイッチ』とでもいう何かが切り替わったのか、急にアンテナが立ち上がったように感じました。

買う予定のなかった本を、手に取ってパラパラめくる。
うっかり、買い物カゴを持ってしまったのも敗因かもしれません。
何となくフィーリングが合ったように感じる本をカゴに入れては、またフラフラと違うコーナーへ。
気が付いたら、6冊がカゴの中に。

あれ~? おかしいな? こんな筈ではなかったんだけど?
と思いながらも、そのままレジへ向かってお会計。

何かを調べるために辞書を引くとき、ドンピシャで目当ての項目に行くことって、そうそうないですよね。
調べてる最中に、ついつい他の言葉も見ちゃいませんか?
それって、語彙も増えるメリットとも言えるんじゃないでしょうか。
対して、デジタル辞書だと、ピンポイントで言葉を拾うので、効率は良いけどそこまでですよね。

通販で買うのと、リアル店舗で買うことの差を改めて感じました。
便利だけど、やっぱり本屋が好きだな、とも。


給料日までまだ日にちがあるのになぁ、と頭では考えつつも、カゴの本を戻すことなど微塵にも思わず。
予想外の散財になったけど、反省も後悔もしてないのです。
あぁ楽しかった~。
本屋に行って色々見て回るのが、わたしのストレス解消なんでした。

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