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自己愛性

こんにちは。

「自身も一事が万事、と言われないように気を付けよう、だね。」という下りになった経営層との会話の終盤に感じたこと。

人間関係のもつれは、時として、育ちや心理的な背景に踏み込むことで見えてくるものがあります。

以前に友人の精神科医から「自己愛パーソナリティ障害傾向の強い人は結構多いものだよ」と聞いた時から、人間関係の捉え方が変わり楽になりました。
もっと早い時期にこういった知識があれば、と思ったことと、前述「幼児的万能感」には「自己愛性パーソナリティ障害」とも関連しているようなので、整理しました。

「自己愛性パーソナリティ障害の人がもつ万能感」は、無能力や自信のなさを反映したものだそうです。

自己愛性パーソナリティ障害の人は、極端に肥大化したプライドと現実離れした理想の自己像をもっているため、それを害されたと感じた時に、急に激しい攻撃性を見せる特徴があります。認知の歪み、論理の飛躍、~すべき思考、妄想性・病的な嘘も大きな特徴で、普通に会話をすることはほぼ無理を感じます。

また、彼らは、普通の人間関係を築けず、Narcissistic  Supply を探す人々。自分の万能感を補強してくれる理解者を求めている人々です。

自分にないものを持っている人、母性を感じる人に対して、より理解を求める傾向にあるようです。

心理学的な「投影」を他人に行うため、投影が生じると、自分の心の中の不快感を他者に投げ込むことになるので、周囲が巻き込まれるということですね。

心地よいことではありませんが、業務の改善であったり、物理的に距離を置きにくいプライべートな会話においても、違和感やかみ合わないことが続いたりする場合は、こういった要素も疑って慎重に対応する必要もあると感じます。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。