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Something elseな『スマイル』の価値 1頁目

この文章は、日本時間12日朝に松山英樹選手(29)が、日本人さらにはアジア人として初のゴルフにおけるメジャー大会優勝をマスターズ(オーガスタ:米ジョージア州)で果たした日の翌日に書いている。

(12日朝というのは2021年4月12日)

1頁目の最初は、1年前に起こった出来事(イベント:Event)から書くことにする。

1年前に投稿したYouTubeの『Manga』を引っ張り出してきたので、ここから書き進めることにする。

余談ではあるが、私にとって『Manga』とは、今回のYouTubeの動画がそうであるように、私にとっては「Something else」なモノ、もう少し具体的に表現すれば、私が個人的に表現した「Something else」な動画や文章、図形や線・グラフなどのことを勝手に『Manga』と呼んでいる。

もう少し例えれば、とことん追求しようと思っている過程で出来上がった料理の一皿は、私にとっては『Manga』であり、良い意味でも悪い意味でも使うことができる便利で大切な代物である。

出来事(イベント:Event)を元に戻すことにする。

2020年5月15日 時事通信の記事からです

レナウンが経営破綻 コロナで販売不振、上場企業で初―民事再生へ、負債138億円

東証1部上場のアパレル大手レナウンは、法的整理の一つである民事再生手続きに入り、経営破綻した。新型コロナウイルスの感染拡大で、衣料品の販売が急減する中、資金繰りに行き詰まり自主再建を断念した。コロナ禍による上場企業の破綻は初めてで、今後、企業を取り巻く環境が一段と厳しくなるのは確実だ。

今回は、「コト消費」以外の消費はオンラインが主流になる、という話です。

レナウンの経営破綻は「アフターコロナ」における、上場企業の破綻は初めてであり、体験型の、いわゆる「コト消費」以外の消費は、オンラインが主流になる第一歩であるという見方で捉えることが出来ます。

米国においても、5月7日に米高級デパートのニーマン・マーカスが連邦破産法11条を申請しましたが、これもそうした変化を象徴する動きと言えます。

私事で恐縮ですが、就職して10年以上、レナウンの代表格であるダーバンのスーツを愛用していました。勿論、百貨店のテナント(店子)として利用していました。ちなみに、ズボンの裾上げから上着の袖の長さの違いまで、店子の販売員さんは私のことを把握しています。

私にとっては、スーツ自体を選ぶだけで、オプション(例えば材質によって0.5mm長さを変える)の変更を加えることにより、既製品でありながら、好みのスーツを手に入れることが出来た訳です。

つまり、私にとってダーバンのスーツは、従来の「モノ消費」ではない、単なる所有では得られない、使用価値を重視した消費傾向、すなわち「コト消費」であった訳です。冒頭の「コト消費」以外の消費はオンラインが主流になるという考えの範疇には、ここでは当てはまらないかもしれません。

私事の第2弾として恐縮ですが、学生時代の教授が着ていたコートは、英国アクアスキュータム製でした。教授いわく「英国ではバーバリーよりアクアスキュータムの方が格上」とブランド品に興味のなった私ですが、良く知るブランドがアクアスキュータムです。

三陽商会が英国「バーバリー」のライセンス事業を成功させていた最中、レナウンが1990年に英国アクアスキュータム社の買収を回収して、結局400億円以上を投入したことが、今回の破綻の発端だと言われています。

株価において、最もポピュラーな指標に、PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)があります。今回は、PER(株価収益率)について少し話をします。

レナウンと三陽商会(8011)の株式HPから切り取りました。予想PERは共に-(-)となっています。

PER(株価収益率)は、企業の利益(当期純利益)に着目して株価が高いか安いかを考えるもので、利益が出ていて、成長性が議論される企業は、この指標が注目されます。

つまり2社は利益が出ていないので、共に-(-)となります。

繰り返しますが、PER(株価収益率)は、企業の利益(当期純利益)に着目して株価が高いか安いかを考えるものです。そこで、株価が高いのか低いのかをPER(株価収益率)で判断している訳です。

つまり、株価を見る上で、最もポピュラーな指標であるPER(株価収益率)は、株価がその企業の一株あたり利益(EPS)の何倍しているか、という指標で株価を見ているということになります。

算数にすると、株価=企業業績×割安度=「EPS(一株あたり利益)」×「PER(株価収益率)」となります。

これは、株価という数字(レート)が、その企業にとってどのような指標になっているのかを、PER(株価収益率)で、算数として表したもの、ということになります。

今回は、「モノ消費」と株価をつなげることが、金融リテラシーであるという話でした。

という具合に、YouTubeを作ったのですが、『モノ消費』」と『株価』と『金融リテラシー』をつなげることが出来ないまま『Manga』に終わっていた。

とことん追求しようと思っている過程で出来上がったYouTubeの『Manga』を1年後につなげ直すことにしたのは、当然エマの『笑っ』ている様な顔が原因だ。

そして、トリガーになったのは、松山英樹氏の永遠の『スマイル』を見た瞬間である。

繰り返し繰り返し「Something else」なショットで首を傾げてきた歴史を感じた。

松山選手にとってマスターズは、終わりではない出来事(イベント:Event)であるけれども、「Something elseなスマイル」であったことは間違い無い。

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