子供とのかかわり〜ダンスやパントマイムからのヒント〜

ダンスをはじめて15年以上たちますが、個人的にダンスをはじめたきっかけとしてパントマイムに興味を持ったのは大きかったと思います。パントマイムの大切な要素というのは、何かの真似を言葉を使わずに身体、動きや表情で伝えること、でしょうか。ダンスやパントマイムは子供との遊びや関わりに活かしやすいと感じています。活かしやすい点についてあげてみたいと思います。

●オノマトペを表現できる

子供はオノマトペが好き。創作ダンスなどで動きをつくるには、擬音語、擬態語とよばれるオノマトペを動きで表現していくことがよいといわれています。
パントマイムも創作ダンスのように動きをつくるのは自由度が高く、パントマイムの動きもオノマトペを参考にできる部分があります。
子供が知覚したり、経験していることをオノマトペの言葉でラベリングして身体の動きもつけて子供に伝え、体験を子供と共有します。

●非言語で感情表現をおこなえる

喜怒哀楽などの感情や、色んな質感を表情や身振り手振りで表現します。特にパントマイムの表情や目の動きなどリアクションの大きさは子供受けします。ピエロのような動きやリアクションをイメージして頂けたらと思います。子供にも非言語での表現の仕方を伝え、子供の表現の幅が自然に広がるようにします。

子供がストレスをためないように特に攻撃性を表現できるようにしてあげるのは大切に感じます。

●抽象化能力を育める。想像力を高める

パントマイムは抽象化能力をつかい、みたて遊びなどで、おもちゃや遊具など物が少なくても子供と遊びの場をつくりだし、子供と空間を共有することができます。

●アイコンタクトを大切にできる

非言語のやりとりのため、目や雰囲気を通してやりとりする力を育みます。お互いに目を合わせることと、物など注意をひきたいものを指さすことはかなり重要と感じます。
お互いに目をみることは子供にとって安心感のある二者関係のなかで体験を重ねる土台に、注意をひくことは子供の内面に影響を及ぼすためのスタートラインになると思います。

以上4点あげてみました。
非言語のやりとりは、すべて沈黙がよいというより言語的やりとりを導入部、途中、最後などに織りまぜることでより有意義になると思います。かかわりの具体例などは別の記事でかいていこうと思います。

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