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子供が笑うとき〜お約束、緊張と緩和〜

お笑いにおいて、同じパターンを予想どおり繰り返すなどのお約束での笑いには安心感があって笑いになるときいたことがあります。あとは緊張からの緩和も笑いがうまれれるとか。

子供とのやりとりでも感じましたが、当たり前のことのやりとりでも笑うように感じます。
当たり前のことには安心感があるんでしょうか。
その笑いには、体験そのものによる発見や喜びもあるかもしれませんし、大人と同じように安心感によるものもあるのかもしれません。

いないいないばあ、について考えてみると
→視覚的にでたり消えたりする面白さと、予測したこととの一致による安心感?緊張と緩和?

いないいないばあを変化させたものとして一つ紹介します。1歳半から3歳向けです。

自分が布団などにうつ伏せで寝そべり、子供がこちらの背中にまたがってきたり、乗ってきたりしたら「あれ?なんだろう。なにがのってるんだろう?」といって自分はうつ伏せのまま子供の方を見ずに不思議がります。「ゾウさんがのったのかな?ゾウさんはもっともっと重いねねえ。車かな?柔らかいのがもぞもぞしてるから生き物だねえ。ヒヨコさんかな?ヒヨコさんならもっともっと軽いねえ」など推論している過程も口にだして独り言のように話します。こちらが「△△(全然違う答え)が背中に乗っているのかな?」と言い、子供のほうからしびれをきらして背中側からこっちの顔を気付いて欲しそうにのぞきこんできたら、「○○ちゃんだった〜。なるほど、そっかそっか〜。〜〜だから△△だと思って間違えちゃった〜」
→キャキャキャ、笑顔となれば成功です。

このあとは、同じようなやりとりを繰り返して、「○○ちゃんだった〜」と背中側を振り返る前の緊張感を子供と一緒に楽しみます。振り返る瞬間、ばあ、と言ってもいいですね。お約束、緊張と緩和を楽しむ感じです。

基本のいないいないばあと異なる点は、子供に色々してもらえるのと、背中にのったり体を使ってより感覚的なものを楽しめるのと、言葉での推論のやりとりで抽象化能力も育める、などがあります。

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