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私が解放したものは、なにか

ふたりは、火と水。彼は、燃えあがる炎。カレンは燃料となり、そこに木があると循環する。

カップのエースがたっぷたぷの水で溢れでるような、終わりのないどこまでも深い愛情。すべてを与えてくれる彼に対して、一体私は何を解放したのか?それは、動物的な本能の覚醒であり、男性性の解放だった。


性の覚醒

私は性的に見られることも、求められることも、その行為自体が好きではなかった。欲にまみれ、自分本位で、男のためにあるもので、女は我慢しなくてはならないものだと前向きには捉えられなかった。
そんな私が、彼に出会って、気づいたら全く変わってしまった。
自分の意志で感覚のままに、縦横無尽に踊り狂うように、その瞬間に夢中になっている。自分らしく、いや、自分の思考の枠を超えて、想像もしなかった自分が舞うように。まさに、眠っていたものが再び光り出すような、特別な自分だけのステージなのだ。
彼にとっても、新しい領域で、無我夢中で没頭している。気づいたら何時間も経っていることもあるし、彼と私どっちがどっちかわからなくなる感覚。私たちはOnenessと呼ぶ、その心身ともに一体化して繋がり。魂の喜びと感動に心を奪われている自分たちが誇るMasterpiece、最高傑作なのだ!

Onenessの探求

最初から、すばらしい境地にたどり着いていたわけではない。時を経て、会話し、体験、高め合い、解放し、少しずつふたりで積み重ねてきた軌跡。このプロセスが大切であり、自分たちらしい。
おそらく多くの男性にとって、男性は主導権を握るものだという固定概念があるのではないか。同じく、女性は自分が前に出てはいけない、相手に合わせる。もっと言うと、動物的な欲求を抑圧されてきたところがあるのではないだろうか。実は頭で考えるより、もっと神聖で、感性のままに、本来の姿を解放してもいい。その喜びといったら!
昔、アフリカでライオンを目の当たりにしたことがある。生死のはざまで感じた、動物的な感覚の世界。ある日、彼のことがその時のライオンとピッタリ重なった。この世に生まれた役割や使命を受け入れ、まっすぐに目の前を見つめている。私にはライオンに見えたのだ。その日以来、彼が少年に見える時もあれば、少女のように目をキラキラと輝かせている。純粋な気持ちや欲求がどんどん引き出され、とにかく楽しそうな姿についついつられて笑顔になってしまう。何とも言えない動物的な可愛らしさ、愛おしく、いつまででも見ていられる魅力がある。
彼も私も、気づいたら、自分たちを解放して、自分たちで居ることを心底楽しみ、喜びに踊っていた。

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