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11つの数からみるアメリカワイン

旅行者にとって最高のワインカントリーと言ったら、間違いなくカリフォルニア。ディズニーランドに次ぐ2番目に大きな観光地として、州にとって、重要なビジネス拠点です。
W. ブレイク・グレイ、石川真美著「カリフォルニアワイントピア」より

アメリカワインに関する11つのナンバーをご紹介します。
カリフォルニアやナパが主体になりますが、ひとつでもお役にたてれば(!?)幸いです。

4

すべてのカリフォルニアワインの4%がナパ ヴァレーで生産されている。
一方、最大の生産地は内陸の広大なセントラル ヴァレー。

33

ナパ ヴァレーには33種もの土壌が見られる (世界の半分)。
なお、土壌がワインの “風味” へどういった影響を与えるかは明らかになっていない…。

51

ナパ ヴァレーに植わる品種の51%がカベルネ ソーヴィニョンである。
ちなみに、Robert Parker Wine Advocateで100点を得たナパ ヴァレーのワインの95%はカベルネ ソーヴィニョンを品種とする。

61

61%: 世界一のワイン消費国であるアメリカ合衆国内で“販売”されるワインの5本のうち3本が、カリフォルニア産である (2019年)。
ちなみに、Robert Parker Wine Advocateで100点を得たアメリカワインの97%はカリフォルニアのものであり、7割強がナパ ヴァレーのものである。

78

ナパ ヴァレーでは 34種類のワインぶどうが栽培されており、内訳は78%が赤ワインぶどう、22%が白ワイン用ぶどうとなっている。

80

ナパ ヴァレーのワイナリーの約80%が年間生産量 10,000 ケース未満である。
意外かもしれないが、多くの方々が知るOpus One オーパス ワンは、数万ケースもの生産量といわれている (通常カルトワインと呼ばれない理由)。

81

全米のワインのうち81%がカリフォルニア州で“生産”されている (2019年)。
かつてはよく9割といわれていたが、他州での生産が増えてきたのだろうか…。

95

ナパ ヴァレーのワイナリーの95%は家族経営である。
(売却・買収ニュースを耳にすると複雑な心境です…)

110

カリフォルニア州では110種以上ものワイン用ブドウ品種が栽培されている (2019年)。

500

ナパ ヴァレーには 500を超えるワイナリーがあり、1,000以上のブランドのワインが製造されている。

4200

カリフォルニアには4,200もの保税ワイナリーがある (2019年)。家族経営企業が主で、多くが幾世代にもわたって引き継がれている。

ちなみに、全米のワイナリー数は11,000を超え (2020年 Statista)、カリフォルニアより少し小さい日本国内のワイナリー数は369である (2020年 国税庁)。

ご覧いただきありがとうございました。

上記の多くは、カリフォルニアワイン協会およびNapa Valley Vintnersの情報に基づき記載しました。詳しくは各々のサイトをおたのしみください。

(Header Photo by Bill Williams on Unsplash)

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