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植物に囲まれて暮らしたい #2

前回の続きです。


ポトス・ライム

サトイモ科 エピプレムヌム属

昔から観葉植物と言えばポトスと言われるくらいポピュラーな植物ですが、実際に育ててみると品種の違いでそれぞれに個性があり、とても奥が深い植物だなと思います。


このポトスは「ライム」の名の通り、鮮やかな黄緑色の葉が特徴です。丈夫で成長も早く、普通のポトス(ゴールデン)と同じ感覚で育てれば大丈夫。とても色鮮やかな品種なので、ひとつ置いておくだけで部屋の雰囲気が明るくなると思います。

買った時は5号のプラ鉢に入っていましたが、aardeさんのハピ(2Lサイズ・6号)という鉢に植え替えをしています。自分好みの鉢に植え替えをして楽しめるのも観葉植物の魅力の一つだと思います。

ポトスは成長が早く、春〜秋まではあっという間にツルが伸びます。そのまま伸ばして飾っても奇麗ですし、伸びすぎたらカットして挿し木で簡単に増やせます。グラス等に挿しておけば1週間くらいで根が出てくるので、そのままグラスで育てることもできます。ポトスは家に1鉢あればどんどん増やせます。

ガラス製の一輪挿しに入れて、本棚やキッチン等にちょこっと飾ってあげても素敵です。


ペペロミア・サンデルシー

コショウ科 サダソウ属

ペペロミアの仲間で通称「スイカペペ」。肉厚でスイカのような模様の葉がとても可愛い植物です。9月は観葉植物が値下がりしていることが多く、この子もお手軽な価格で販売されていたので思わず購入。今年はもう買わないと言っていたけど、家に鉢があるとついつい…。

植え替え後、カーテン越しの明るい窓辺に置いてあげたら見違えるほど元気になってきました。ペペロミアは可愛らしい見た目からは想像もできないくらい丈夫な植物です。水やりは控えめにして、乾燥気味に育ててあげてあげれば元気に育ちます。

葉が大きくなると重さでだら~んと広がってしまうのですが、そんな姿もなんだか愛嬌があって可愛らしいところ。挿し木で簡単に増やせるので初心者の方にもおすすめの植物です。

観葉植物の土

以前は一般的な観葉植物用の培養土を使っていましたが、現在はPROTOLEAFの「室内向け観葉・多肉の土」を愛用しています。水捌けが良いので冬の間も楽ですし、日常的な水の管理も非常にわかりやすくて使い勝手が良い土だと思っています。

ホームセンターや100均の安い土でも構いませんが、個人的にはあまりおすすめはしません。それほど高価なものでもないので、植え替えの際にはできるだけ水捌けのよい土を使ってあげた方が良いと思います。

個人的なおすすめは「PROTOLEAF」もしくは「花ごころ」から販売されている観葉植物用の培養土。どちらも土の専門メーカーなので安心して使えると思います。


肥料とピッチャー

ピッチャーはリッチェルのラウンドピッチャー(1Lタイプ)を愛用しています。200ml刻みで目盛りが付いているので希釈の際に便利なのと、先が細くてとても注ぎやすいこと。もう5年くらいは使っていますが、ひび割れたりすることもなくとても丈夫です。水圧も優しいので◎。

水やりはペットボトルでも代用できます。部屋に鉢がひとつだけという方ならペットボトルでも十分かと思います。

肥料ですが、春~夏~初秋まではハイポネックスのプロミック(観葉植物用)を使用しています。固形タイプなので土の上に置くだけ。ホームセンターや100均でも売っているので入手も容易です。成分は一緒ですが(たぶん)、ハート型のかわいい錠剤も売ってます。


メネデールは希釈タイプの活力剤です。私的にはこれが鉄板。特に植え替え、挿し木の際には必ず使っています。メネデールは50年以上の歴史があり、100ml~20Lまでサイズも豊富。ずっと変わらぬボトルデザインです。

基本的には100倍希釈で使うものなので、一般向けだと500mlが一番使いやすいのではないかと思います。

私は月に2回くらいのペースで、水やりの時に100倍希釈で使っています。キャップ1杯が約100mlなので、水1Lに対してキャップ1杯が目安です。目盛入りの水さしだと、こういう時にも便利です。

植物の状態を見て、葉の色も濃く元気そうなら200倍の希釈でもいいような気がしています。※元気な植物が更に元気になるというわけでもないので。

冬場は水やり自体が少なめで良いので、メネデールを使うのは月に1回でも十分かなと思います。

良く見かける10~12本入りのアンプルタイプの活力剤がありますが(土に差すタイプ)、私は鉢の見栄えが悪くなるので使っていません。やはり錠剤か希釈タイプが一番使いやすいです。

希釈タイプの活力剤だとメネデール、リキダス(ハイポネックス)が定番で、液肥だと花工場(住友化学園業)の評判が良さそうな感じです(機会があれば使ってみたい)。


逆に肥料のあげすぎは植物をダメにします。特に冬場は植物の成長が緩やかになるので、肥料過多になると根腐れの原因になります。

観葉植物を枯らしてしまう一番の原因は根腐れです。かわいいからついつい水をあげたくなってしまうのですが、ほとんどの観葉植物は多少の水不足でも大丈夫です。むしろ少し乾き気味の方が調子が良かったりします(特に冬場は控えめで)。


ということで、書き始めたら止まらなくなって2回に分けました。こんなニッチな内容を誰が読むのだろうと思ったりもしましたが、部屋に緑があると、それだけで少し幸せな気分になれるのではないかと思います。

以下は来年の春以降にお迎えしたい植物たち。どこに何を置こう…どの鉢に植えよう…考え始めると止まりません。

ペペロミア・ナポリナイツ、アングラータ、プテオラータ等
ペペロミアは種類が豊富で小型な品種が多く、3~4号鉢で手軽に育てられるのが魅力です。種類が豊富なだけに、どれにしようか悩ましいところ。

ポトス・エンジョイ
ポトスはライム君が家にありますが、もう一度エンジョイも育ててみたいなと思っています。エンジョイの良さは見た目の美しさもありますが、成長が緩やかなので形をキープしやすいという利点もあるかと思います。

マドカズラ
葉に窓のような穴が開いているモンステラの仲間です。同じモンステラでもデリシオーサほど大きくならないので育てやすいのかなと思います。

ピレア・ペペロミオイデス
緑の丸い葉がとても可愛らしい植物です。あまり大きくならないので置き場所の事とかあまり考えずに育てられるのが良いところ。

ボストンファーン
じつはシダ類ってほとんど育てたことがないんです。別に敬遠していたわけではないのだけれど、なんとなくご縁がなくて。そんなわけで来年はシダ類をひとつ家に置こうかなと思っています。今のところ第一候補はボストンファーン。でも形よく育てるのはちょっと難しそう。

ハオルチア・十二の巻
多肉の植物です。名前もですが、少し変わった形をしていて模様も独特なので好みが分かれそう。興味のある方は調べてみて下さい。

サンスベリア ミカド
ミカドは以前も育てていましたが、引越しを機に手放してしまいました。サンスベリア(ローレンチ)は100均でも売ってますが、ミカドは専門店でしか見かけない品種だと思います。

エバーフレッシュ
大型の植物もひとつは部屋に置きたいなと思っています。パキラ、モンステラは育てたことがあるので、今のところの第一候補はエバーフレッシュ。大きいサイズだと値段もそれなりに高いから、30〜60cmくらいのを買って気長に育ててみようかと思っています。


他にも育ててみたい植物は沢山ありますが、家にある植物たちの今後の事(挿し木や株分けで増えること)、そして置き場所のことなどを考えると、そう気軽に買えるものではありません。でも、いろいろ考えるだけでも楽しいと思うので、ぜひ皆さんも植物を家に置いてみて下さい。


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