縁側の屋根を改修す
我が小屋をある人はこう言った。
「戦後のバラック小屋みたいだね。」
慣れると自分ではまったく気にならなくなるどころか、わずかばかりでも手直しをすると、良くなった部分ばかりに目がいってホレボレするという状態になる。
しかし、わが小屋をバラック小屋たらしめている要素は改善されてしかるべきである。
まずは縁側の庇(ひさし)部分から取りかかろうか。
トタン波板の屋根は錆びているし、その裏側に貼ってあった黒いシートもボロボロになり残っている部分の方が少ない。
キレイに改装した和室から見る縁側の景色として、その朽ち果てた屋根の裏側は残念としか言いようがない。
しかも、庇の先端部分は異様に低く、幾人も頭をぶつけている。
しまいには飛び出た金具が目を突きさしたりはしないかと、いささか心配な部分でもあった。
そこで私は、最小限の手間と費用で縁側の庇を作り替える方法を思いついた。
まずは、新しい庇の骨組みを建設する。
次に防腐剤を塗る。
そして、庇を出来るだけ根元から切断する。
最後に、4千円くらいで買ったタープを張る。
以上である。
後日、軽い問題が発生した。
続きは次回。
みなさまのご支援で伝統の技が未来に、いや、僕の生活に希望が生まれます。