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カイスケを通じて出会った素敵な事業所様 【グループホームなごみの里様】 グループホームの夜勤にカイスケを――外のワーカーがもたらした、より働きやすい環境

「第二の我が家」をコンセプトとし、一人ひとりのライフスタイルに寄り添った運営を続けるグループホーム『なごみの家・なごみの里』。入所者と家族のような関係性を築く運営の中、課題となったのは夜勤の欠員でした。カイスケを利用することで夜勤ワーカー不足を解決した『なごみの里』の事例を、ホーム長である大井綾子さんに聞きました。

夜勤の欠員に柔軟に対応できる、信頼できるカイスケワーカー

図3

――カイスケ利用前、『なごみの里』ではどのような課題がありましたか?

大井綾子さん(以下、敬称略)「人材募集のきっかけは、夜勤に週2日2名の欠員が出てしまったことです。加えて、年休のため不定期の欠員が出ることもしばしばありました。こういった欠員を補うためのプラットフォームを探していて、カイスケを知りました」


――カイスケを利用したのはなぜですか?


大井「はじめは派遣サービスを利用してワーカーさんを探したのですが、曜日や日程の都合がなかなか合わず……。ようやく決まった方に研修を受けてもらったものの、間もなく辞めてしまうというケースもありました。そんな中、カイスケは日付を指定して人材募集できるうえに、研修の必要がありません。私たちが求めている条件に合っていました」


――現在、カイスケワーカーにはどのような仕事を任せていますか?


大井「夜勤全般です。おむつ交換、見回り、トイレ誘導、眠れない方の入眠誘導など……職員と同じように働いてもらっています」


――スキル的には問題ない?


大井「もちろん、個々のワーカーさんのスキルに差はあります。しかし、信頼して仕事を任せられることに変わりはありません。その中でも特に慣れていらっしゃる方のスキルは高くて、正直おどろきました。初めて働く場所でここまで完璧かつ時間通りに介護することができるんだな、と。
カイスケのサービス内容を初めて聞いたときは、研修もせず、見ず知らずのスタッフが働くということに不安がありました。けれどレベルの高いワーカーさんの働きぶりを見ていくうちに、カイスケなら大丈夫だと感じるようになりました」

事業所が取り組むべき「働きやすい環境づくり」の基本

図4

――カイスケワーカーを迎える前に、『なごみの里』側で準備したことを教えてください。


大井「マニュアルは事前に時間をかけて、細かく作りましたね。介護業務はルーティンワークとしてマニュアル化するのが難しい仕事もありますが、できるだけ読めばわかる状態を目指しました。
また、カイスケワーカーの業務量についても試行錯誤しました。シーツ交換の量を減らすなど、負担がかかりすぎないよう調整したんです」


――カイスケワーカーが来るときに特に工夫したことはありましたか?


大井「カイスケ利用開始直後は、通常の出勤時間より朝早く来てどんな様子か確認したり、私自身がカイスケワーカーにあいさつして仕事を見守ったりしていました。カイスケワーカーの仕事ぶりを信頼してからは、必要最低限のフォローをする形になっています」


――大井さんがカイスケワーカーをフォローしている様子が伝わってきますね。


大井「夜勤に欠員が出ることがある私たちにとって、カイスケワーカーは必要不可欠な助けです。ですから、カイスケワーカーにまた働きたいと思ってもらえるような環境づくりを心がけるのは当然の配慮だと思っています。
いくら介護経験者とはいえ、新しい環境で研修なしで働き始めるのは容易なことではありません。そういった難しい状況下でもカイスケワーカーがスキルを発揮できるよう、事業所側がマニュアル作成やフォロー体制を整えることが重要だと思います」

カイスケワーカーが職員同士の助け合いを深める契機に

図5

――カイスケを利用してから、『なごみの里』はどんな変化がありましたか?


大井「私たち『なごみの里』では、日勤と夜勤のメンバーを完全に分けています。日ごろから慣れ親しんだメンバーで運営していると、つい自分の持ち場のことだけを考えるようになりがちでした。カイスケを利用するようになってからは、お互いフォローし合う感覚が芽生え、出勤時間が異なるメンバーの働きやすさを意識する文化が育った気がします。
例えば、日勤メンバーが夜勤のカイスケワーカーに無理がかからないよう仕事を終わらせる意識を強めたり、早番の人が出勤時間より早く現場に来て、夜勤メンバーに声がけしたりするようなシーンが増えました」


――カイスケワーカーからのフィードバックを受けて変化した点はありますか?


大井「マニュアルの更新を進められています。作成当初から細かく、わかりやすくしようと意識していたマニュアルですが、やはり私たちだけでは気付けない部分も多々あります。カイスケワーカーからのフィードバックを受けて、職員同士話し合って内容を見直しています。そういった改善も含めて、外からワーカーさんが来ると気が引き締まりますね」


――ちなみにカイスケの利用方法について、工夫している点はありますか?


大井「繰り返しカイスケワーカーの方に来てもらうようになって、お気に入り機能や非表示機能が便利だと感じています。スキルが高く、また来てほしいと感じたワーカーさんを『お気に入り』に登録することで、優先的に募集連絡が届くようにできます。一方で、業務内容などの相性が合わなかったワーカーさんは非表示にすることで、お互い気持ちよく仕事ができるように意識しています」


――カイスケの機能をフル活用しながらご利用いただいているんですね。

グループホーム運営とカイスケの相性は抜群


――グループホームでのカイスケ利用の利点を教えてください。


大井「少人数制のグループホームでは、基本的に顔なじみの職員が介護を行います。長年離職のない日勤のメンバーは、入所者さんとの間に家族のような関係を築いています。
そういった環境下に経験値の浅いワーカーさんが突然入ると、入所者さんも不安になってしまうことがあります。できるだけ経験豊かで柔軟なワーカーさんに、日程を指定してピンポイントで助けてほしい。そういったニーズがあるグループホームでは、カイスケがぴったりです」


――“第二の我が家”を目指す『なごみの里』のサービス向上にも寄与しているんですね。


大井「そうですね。入所者さんが安心して日々を過ごせることが、私たちの目標です。一人ひとりの入所者さんのライフスタイルに寄り添った運営を心がけており、個々の希望にもできる限り応えています。そうした運営方針を支えるためにも、安定して夜勤スタッフを確保できることが助かっています」


――最後に、これからカイスケを利用するグループホーム運営者にメッセージをお願いします。

大井「Webを使えば面接も研修もせずにすぐ働いてもらえる。はじめ見たときはその発想におどろきましたが、時代や介護業界のニーズに合っていると思います。これから使う方々には、『指定した日に介護のプロが来てくれます』と紹介したいです」
『なごみの里』は、職員のほか地域の人々の力も借りながら、自宅で暮らしているときと変わらない生活を提供するための工夫を続けています。カイスケ利用についても、カイスケワーカーの視点を考えながら工夫を重ねていることが、職員も含めた全員の働きやすさにつながっているようです。関わる人々の視点に立ち、時間を惜しまず改善し続けることが、これからの介護に光を照らしていくのかもしれません。

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