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ユーストレス👼・👿ディストレス

🐾人間関係の煩わしさにも価値がある?

抱樸のサイトに行ってみると寄付を募っていたので、ランチ2回分くらいで人助けが出来るなら…と思い毎月1000円の寄付を申し込みしたところ、

立派な感謝状と冊子、寄付や共済の呼びかけなど沢山送られてきて、かえって申し訳ないくらいでした。

ボーとしている時間に冊子を手に取って読むと、生活保護を受給出来て借家に住めるようになった人が、部屋をゴミ屋敷にしてしまった話が載っていました。

友達も血縁者も居ないので、家には誰も来ないだから片づけるモチベーションが湧かないんだとか…

そこからホームレスとハウスレスは違うということに気づいた、と書かれていました。

ってことは…

人間関係の煩わしさにも価値があるって事ですか?😦

🐾ユーストレス欠乏症

人間関係の煩わしさの話から思い出した事があります。

TVアニメ『PSYCHO-PASS』にユーストレス欠乏症というものが出てきます。

そもそもストレスには良いストレス(ユーストレス)と悪いストレス(ディストレス)があるという考え方をベースにした架空の精神病です。

ユーストレスとは

何かに挑戦するときや、乗り越えると達成感が得られる時に感じるストレスです。

ディストレスとは

長期的に解決不能だったり、心を惑わし続けたり苦しめたりするだけのストレスです。

恐らくですが、ユーストレス欠乏症を定義すると、人からの期待に応えようとする意欲や、内発的に湧いてくる意欲が一切なくなってしまった状態かなと考えます。

しかし、ディストレスとユーストレスに明確な区切りはありません。
ある意味、捉える側の気持ち次第、考え方次第という所があるのです。

ディストレスを避け続け続けて、ユーストレスも無くなってしまったのがユーストレス欠乏症なのかなと考えました。

アニメの中では架空の病気でしたが、現実でも似たような状況が存在する事を知り、少し薄ら寒い気分になりました… 自分もこのまま行くとハウスレスになるな…と。

🐾ホームレスって何する人?

そもそもですが、どういう人の事をホームレスというのか実はあまり知りません。

奥田さんの話が出てくる本「たすけて と言えない」によると週に一度くらいの仕事が合って、漫喫で寝泊まりしていても本人はホームレスではないと思っている事が多々有るらしく、抱樸の奥田さんが声を掛けても断られる事が多いのだとか…

この本に出てくる人たちは、バイトや日雇いで暮らしていて段々仕事のある日が減っていき気がついたら家賃の滞納で追い出されてしまい、その後は漫画喫茶と野宿をしながら日雇いの仕事をしているという。

こういう状況だと、いつからホームレスになったのか自覚するのは難しそうだと感じました。

こうしてみると、

元々人間関係の繋がりが希薄な人が、仕事という社会への繋がりとお金という衣食住への繋がりが同時に絶たれてしまった人が、ハウスレス&ホームレスになっていくのが分かります。

お一人様が増えている今、ホームレスの人は大勢居て、歳をとって働けなくなって貯蓄も尽きた時、誰の身にも降りかかる可能性がある社会問題なんだなと感じました。

🐾良い面だけ享受したいという罠

人間関係は煩わしいから嫌だ、悪影響を受けないように避けなくてはなど、良い面だけを受け取って、悪い面を捨てるか避ける事を考えてきましたが、それ自体矛盾していると考えています。

元々は1つの物を受け取りての都合で「良い/悪い」に分けているわけで、それを分類して取捨選択する仕組みを作ろうと言うこと事態、今のIT技術を駆使しても実現できないものだと理解しました。

漫画の「ドミニオン」の世界のように、人工知能を搭載したアンドロイドが人間どうしのコミュニケーションをサポート時代の到来を待つしか無いようです。



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