あと100日で夏バテする日記【あと91日】

大雨でJRが止まった。
朝3時くらいから、JR運行情報のアプリがぶいぶい鳴り続けて、午後になってもちょこちょこ同じ内容の通知を送ってくる、
「◯◯線終日運転見合わせ」、と。
……大雨が局地的に降るのが悪いよね、うん、そう。
「降れば必ず警報級」の大雨が悪い。
でも雨にそんな降らせ方をしているのは地球温暖化であって、
温暖化に至ったそもそもの原因は人間なので、
人間がまずなんとかせんといけんよね。

人間を考えた一冊

図書館で見つけたこの本を読んだ。

「おっさんレンタル」日記

当時40代半ばだった著者（西本さん）が、自身を含む「おっさん」の地位向上を目指して「おっさんレンタル」業を始め、時に感謝され、時にサンドバッグにされ、時に号泣させられながらこの事業を続けていく、そのほんのさわりの部分を綴った本。

まず、1時間足らずで読んでしまった。
読みやすい上におもしろかった。
西本さん、ときには人間としての尊厳を踏みにじりに来るようなお客さんに当たって、
読んでるこっちも歯ぎしりしたくなるような悔しい思いもしている。
子どもと1日過ごすレンタルのくだりは、
「え、他人の子でしょ？」っていうくらい西本さんが泣くんだが、
それを読んでる私も思ってる3倍泣いている。
私もおっさんになってた。

それから、西本さんの発想と行動力がうらやましかった。
「おっさん（自分）」を「レンタル」してもらうっていう発想、
結構自分に自信がないとできない。
西本さんがいかに自意識過剰なおっさんか、と思うんだが、
初レンタルのときちょっと弱気になってて、
その人間くささににっこりしてしまった。
おっさんレンタル事業を思いついてすぐサイトを立ち上げて、
っていうのは本当にすごい。
私、「ああだったらいいなー」「私ならこうするなー」って、
酒飲みながら言うだけだから……

私がおっさんレンタルっていうサービスを知ったのは、
このツイートを見つけた数年前のことだった。

夏コミの売り子を「おっさんレンタル」にお願いしたという話【完結】

これを発見した時、私には使う機会がなさそうなサービスだけど、
おもしろいこと思いつく人がいるし、
そのおもしろいことで助かるひとがいるもんだなと驚いた。
適材適所というにはちょっと日本語が違う気がする。
便利屋さん的な、というにはあまりにも個々の人生にフィットしている。
言葉が見つからないが、とにかく「よくそこ見つけたな」の一言だ。

おっさん達は言う。
「いろんな人に会うのが楽しい」と。

自分じゃない人生に触れるのって、なかなかの刺激である。
私はもう20年以上、仕事で日々人に会ったり話したりすることが多すぎて、
しかも結構気にするタイプなのでめちゃくちゃ疲弊して毎週末を迎えるんだが、
人に会わないと見えなかった自分っていうのが少なからずある。
見たくなかった自分を見せられることもあるし、
「案外やるじゃん自分」の日もある。

人間はやっぱり、人間と生活することで生きている。

本日のわたくし

朝食：白ご飯に明太子のっけ、納豆、ベーコン、アイスコーヒー
昼食：うまかっちゃん濃厚新味（細カタ麺がめちゃくちゃおいしい）、麦茶
夕食：ガリマヨチキン、ごはん、味噌汁、トマト、レタス、マカロニサラダ

ゆうべは雨の音が大きくてよく寝られなかった。
寝る前にストレッチ。