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9/9-9/10の日記「この2日は、特別支援学級在籍のわが子について思うところが多かった」

9/9の日記「支援級在籍児童と交流級担任の両者をいかに支援するかが大事じゃないか、ということをもっとしっかりまとめようと思った」

「邪魔だと思う人は手を挙げて」支援学級の子に不適切発言 先生怖いと休む子も | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/628830

Twitterで上記記事を目にし、前日から色々と考えた日だった。
タイムスの記事には琉球大学の先生のコメントとして闇の部分として3点、光の部分として1点挙げられていて、全面同意である。

うちの小3息子も、小1のときによく離席したり、教室から飛び出したり、ひどいときは雨が降っている中、学校自体を飛び出したりしていた。
その時のことや、当時の担任のことを考えたり、小学校教員を志望していたわたしが今はもう絶対に小学校教員はしたくないと思ったことを思い出したりして、noteに書きたいと思った。
ただ、いざ書こうとすると、このタイムスの記事の問題と、わたしの体験を結びつけるのは適切でないような気がしたし、どうすればこの問題がいい方へ向かうのかを考えるには、材料が少なすぎた。

学校現場で働くひとたちは、本当に大変ななか精いっぱいやってくださっている。
もちろんどの業界でもそうであるように、いろんな人がいるから「そんなことする?」とあ然としてしまうことをする教職員もいるのだけど、それでも大多数の教職員の方々は、本当に本当に精一杯、子どもたちのために、子どもたちと保護者のために、頑張ってくださっているのだ。

わたしの大学の同期や先輩、後輩にもたくさん教員になったひとがいるし、友人にも教員や学校職員になった人が多い。
小学校教員を志望していて、教育実習もしたので、その時にお世話になった先生方や、実習を一緒に受けた他大学の先輩/同級生/後輩もいる。
それを思うと、うかつなことを書くことはできないと思った。
わたしが知っているのは、自分が子どものころの母校と、教育実習で2週間いさせてもらった母校と、今我が子が通っている母校の姿だけだ。
沖縄県中部の学校のことは知らないし、当該教員のことも知らない。問題が起きてしまった教室の中の様子も、他の子たちのことも、支援級に通う児童へのサポートがどういったものだったのか、その子への支援はどういったものだったのかも知らない。
ただ、タイムスの記事中で大学教授が指摘している3点目については、最も重要だと思っている。どの学校、どの学級でも共通する課題だからだ。

そういうことを、もっとしっかりまとめて書けるよう、しばらく考えたいと思った日だった。

9/10の日記「息子が放デイで年下の子や仲間に対して見せる思いやりが嬉しい」

最近、放課後等デイサービス(以下「放デイ」と書く)との連絡帳に書かれる息子の行動が、とても嬉しい。

うちの息子はひとりっこで、ちょっと前まで「弟とか妹とかぼくはいらないかな、お母さんと一緒にいる時間が減っちゃうでしょ」と言っていた。
それが、彼が利用している放デイを最近になって利用するようになった未就学児の子に対して、ルールが守れなかったり衝動が抑えきれないようなことがあっても責めたりせず「こういうときはこうしたらいいよ」「このときはこうだからね」「いっしょにやろうか」と声をかけたり寄り添ったりしているらしい。先生方も「息子さん兄弟いないのにすごいね!」と大層褒めてくださった。
また、おやつで苦手な果物が出た時、息子よりもその果物が苦手な子がいたらしく、先生に「ふたりでこの1つを半分ずつ頑張って食べるから」と交渉して、励まし合いながら完食したらしい。
他のときも、ある子がどうしても自分の気持ちに整理をつけることができず、緘黙状態になってみんなと活動ができない状態になってしまったそうだ。「ぼくも同じような状態のときあるし、そういうときは落ち着くまでそっとしておいてほしいと思うからそっとしといてあげよう」と提案して、他の子たちも「そうだね」「自分もその気持ちわかる」と同意。頃合いを見てそっとその子にみんなで声をかけに行き、みんなとの活動に戻れるように気を配っていたらしい。

相変わらず、癇癪を起こしたり、落ち着かないからと逃げ出したり隠れたりすることもある。好きなことをするときは元気いっぱいで、しなきゃいけないのはわかってるけどやりたくないことのときは「エネルギーが足りない〜」とダラダラしてしまったりもする(これについては、怠けているときもあるだろうけれど、彼の特性上、基本的にエネルギーはすぐ足りなくなるんじゃないかなと思ってはいるので、どう対応していくのがベターか要観察だと思う)。

ちょうど、放デイと相談して作成している支援計画も、大幅に変更する時期かもしれないという話をしたところで、それは息子がこの1年半で大きく成長したからだ。
かつてゴールとして設定していた課題はとっくにクリアできていて、その分、より複雑になってきた息子と向き合って、次のゴールを設定していく時期になった。
嬉しくて、感慨深くて、いつか来るはずの巣立ちに近づいた気分でほんの少し寂しさを先取りしつつ、まだまだ試行錯誤していかなきゃいけないなと気持ちを新たにした。

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