自分を必要としてくれている人がいるならやってみようと決めてこのチームに参加させてもらうことになった|眞鍋瞬
この夏、25名の大学生によって制作される映画「カフネ」。
noteマガジン「#それぞれの想い」では「カフネ」に向き合うひとりひとりの想いを紹介していきます。
"映画で人を感動させたい"と思ってこの大学に入学した。
はやくその目標に近づくために、はじめの年に自分で監督をして映画を作り始め、
日々探り探りでやっていたけど、その中で段々と”映画で人を感動させる”ことよりも”自分が評価される”ことの方が自分の中で重要なことになっていき、いつのまにか最初の目標からかけ離れた自分本位な理由だけで映画を作っていた。
そんな気持ちでやっていても”人を感動させる”ことなんてできるはずもなく、それで評価されることもなく、自分は監督をやるべき人間じゃないなと感じた。
その後にプロデューサーとして関わった映画もあまり上手くはいかず、その時に、とてもじゃないけれどこれから先も映画という仕事を続けていくということは自分には到底出来ないし、自分は映画を作るべき人間でもないと思った。
だから今年1年は映画を作ることに時間を使うのは極力辞めて、それ以外で自分ができることを探るために時間を使おうと思っていた。
でも、それと同時に、前に関わった映画でクラウドファンディングをやった時に感じた感覚や感動をずっと忘れられなくて、またやりたいし今度はもっといろんな人にも体験してほしいとも何となく思っていた。
そんな時にプロデューサーのみつほからこの映画に参加して欲しいと誘われて、正直最初は断ろうかとも思ったけど、自分を必要としてくれている人がいるならやってみようと決めてこのチームに参加させてもらうことになった。
実際に入ってみるとそこには身を削りながら必死に頑張っている杵村くんや千葉さん、みつほ、水口さん、このチームにいるみんながいて、そのみんながこの映画を完成させることを目指して本当に身を削りながらこの映画に向き合っていた。
その時、そのみんなの姿をもっと多くの人に知ってもらいたいと思った。
みんなのその姿が世界中の誰かの生きる活力になって、そのみんながカタチにする「カフネ」という作品が世界中の誰かの希望になればいいな、そうしたいと思った。
その気持ちが原動力になって、今自分はこの映画を作っているし、この映画を、この気持ちをもっともっと広げたい。
コミュニティマネージャー|眞鍋瞬
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