転職して4ヶ月目

2018年11月1日入社。
新年明けて、既に4ヶ月目が終わろうとしている。

これまで会社の中になかった「マーケティング」要素を各事業に入れていくのが私の仕事だと考えているものの、まだまだ志半ばといった成果しか挙げられていない状況である。

私の考えるその成果とは、事業のスケールを実現することである。
そのためには、現場にいる人たちにマーケティングの概念や手法を伝達、実践で活用してもらえるようにすることである。
結果、事業のスケールにはまだまだ貢献できていない。

とはいえ、いくつかの仕組みや手法を変え、仕事を効率化させ、新しい取り組みを実現する、ことは実現できた。例えば、オンラインの広告だけだったものにオフラインを提案したり、数値のまとめ方、考え方を説いたり、社内で勉強会をしたり、新しいスキルを各個人に取得させたりと活動は続けている。

ただ、やはりというか、それを阻害する既存勢力がいることも事実で、転職者はそこで戦っていかねばならない。壊すか、緩く同調しながら道を探るか。これはその人のやり方次第であるものの、私は前者を採用することが多い。壊したほうがやりやすいし、既存のよくわからない(私からすれば、という意味)文化や風習は不要であり、そこは一旦壊したほうがわかりやすい。とはいえ、ケースバイケースなところもあるけど、全般的にやり方を変える。

とはいえ、いきなり変えると反発も大きいので、まずは現状を聞いたうえで、そこから壊すべきポイントをピックしていくものの、並行して「考え方」の啓蒙から始める。
考え方とは「まとめ方」と言っても過言ではない。

まとめ方とは、文章のまとめ方のことを言う。
年齢問わず文章でのコミュニケーションが増えている昨今、文章のまとめ方次第で相手にどう伝わっているのかをきちんと考えてもらうことが重要である。まとめ方におけるコツは以下のとおり。

・箇条書きでまとめる
・「現状」「課題」等の項目を付けてまとめる
・文書を長々と書かせない
・「だれに」「なにを」理解してほしいのかを考える

双方に効率よく理解する流れを作ることで、まずはコミュニケーションを効率よく、かつ端的に理解できるようにしてもらう。
これを実践することで双方の理解が進み、仕事が効率化され、それが実感できてくると私の信用が上がってくる。同時に、この人の言うことも聞いてみようか、と思うようになってくれる。

私の仕事はマーケティングである一方、管理職でもある。
この「まとめ方」は一般的であると考えていたものの、意外と実践できていない人が多いと思う。管理職として、部下にこの能力が身に付いてくれると、自然とコミュニケーションも効率化される。

特に「箇条書き」は、口頭での報告においても感じていることで、「何を言っているのかわからない」ものを「要素だけ抜き取ってまとめる」ので、双方にメリットがある。また、報告する側にも考えをまとめるスキルが身に付く。

私が関わってきた大半の人たちにはこの能力が備わっているのに活用していない人が多いけど、是非参考にしていただきたいものである。

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