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カフェを始めてみて

浅草で「カフェつむぐり」というお店を始めて、もう少しで1年が経とうとしています。カフェを始めると決めてから、やりたいカフェのイメージ作りからそこに必要な情報収集と技術習得、物件を見つけるまでに1年半、物件をいじってお店ができるところまで半年、大変有意義な時間を過ごしました。

お店を始めてみて、人が集まってくるということの尊さ、そこに新しい出会いや笑顔が生まれることを間近で見られる価値、やり甲斐を感じることは多いです。不特定多数ではありますが、目の前の人に届いている手応えと実感ってすごいんですね。私はIT系、Web系といった仕事をずっとしてきたので、数値的なものではなく目の前の不特定多数の方の感動を受けることに飢えていたのでしょう。

一方で、待つ事の辛さも感じます。お店を開く人はみんな感じることかもしれません。会社にいると仕事はある程度は降ってくるものですし、毎月お給料が振り込まれます。お店の場合は人が来ないことは給料が発生しないことを意味します。当たり前ですが、これって恐ろしいことです。

2001年からおよそ12年ほどサラリーマンをしていました。
就職してからすぐ、
・いかに会社にとって価値ある人材と思われるか
・影響があると思われる仕事を手早くする、合理的に、時には我慢強くやるか
・やる仕事が自身の経験の中の糧になるか
・チーム内のバランスを取りに行く
ことに重きを置いていました。

ただ、自分の感じる正しさ、やることの意義意味、
これをやることによってあれができるようになるという手応え
に重きを置いてきたので、
上司に媚びることは全くなく、
アピールすることにも興味がなかったので、
出世するための動き方というのはすごい下手くそだったと思います。

そうしてキャリアを重ねていく中で大切にしたいことが
・(より強く)自分にとって価値があると感じられること
・社会に役立つ、影響があること
に変化してきました。
そして、そこから更に具体化し
・もっと身近な目の前や周囲にいる人たち、関わる街や地域に影響のあること
・押し付けるのではなく「空気感を感じる」「本物を伝える、感じる」ものを
 提供すること
をしたいと思うようになりました。
加えて、自己実現としては多拠点居住、多仕事という生き方をしていきたいと思うようになりました。

こうさらりと言ってしまってはいますが、ここまでイメージしてそれを具体的に行動に落とし込むのには、それ相応にインプットすることや考える時間、動いたことによる偶然の出会いが必要でした。
ただ「言うは易し」で行動に移してみたものの、実際にはお店を運営して生活を成立させていくことの難しさを感じるばかりの日々です。

ということで、
お店を作る中、メニューを作る中、日々の行動で考えたこと感じたことや
世の中について思ったことなどをここで書いていこうと思います。

以下お店の詳細です。

カフェつむぐり
111-0032 東京都台東区浅草5-26-8
平日  13:00-20:00(LO 19:30)
土日祝 12:00-19:00(LO 18:30)
定休日 月(月曜祝日の場合は翌火曜)
    変則営業、不定休もあるため、最新情報は以下サイトを確認ください
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