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自分軸の作り方#62 誰かの役に立つ よろこびを


私が看護学校に通っていたころに
看護雑誌にこんな記事が載っていた。

うろ覚えなので、正確には書けないけれど 
ご了承ください。

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ある看護学生が
高齢者施設の実習に行きました。

認知症の高齢者が多く 

車いすに座って

話しかけても 返答がなく

空を見つめる高齢者に

何を話しかけたらいいのかわからなくなり
看護学生が
困って 泣き出しました。

そしたら それまで空を見つけているだけだった
高齢者たちが

「大丈夫?」
「どうしたの?」と

看護学生を心配し始めました

若い娘さんの悲しむ姿を見て 
なんとかしようと思ったのでしょう

看護学生を励ましている高齢者は その時
急に生き生きし始めました。

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そんな話だった。素敵な話だなあと思って、すごく印象に残っている。

人生の先輩は、お世話してもらうより
人のお世話が したいんだ。
だって、自分が励まして 相手が元気になってくれたら嬉しいもの。


人間は、感情が動くと 行動が生まれる。
感情が動くと、記憶力も強くなるといわれている。


子育てしている中で、母親が子供に
いつも完璧で
弱みを見せなかったとしたら

子どもは、人を思いやる気持ちの
使い道が 見つからないかもしれない。

なので私は 子どもに時々泣き言を言ってみたり

「お母さん、忘れっぽいから、君を頼りにしてるよ。頼むね」と
おねがいしてみたり

今日はちょっと、だるくて眠いから 寝かせてね~と 
休日に 家事をほっぽり出して昼寝をしたりして

自分の弱みを見せてみる。

「だいじょうぶ?」と心配してくれたら
「うん、心配してくれてありがとう」と言える。

私が寝ている間に 子どもが何かしていてくれたら

「助かったよ、ありがとう」と

勇気づけの言葉をかけられる。


子どもも、夫も 気楽に弱みを見せられる。


ゆるくて気楽な

そんな家族に、わたしはなりたい。


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