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Restaurant Aberarat

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飲食店の独立決意から開業までを追ったこの物語は、独断と偏見によるフィクションであり、登場人物、団体名等は全て架空のものです。全10話
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記事一覧

CHAPTER10.開業

さて、まだ振り返るには早すぎるがオープンまであと少し。この忙しなさも、いざ営業が始まると…

CHAPTER9.成約

「汚い場所で綺麗なものは作れない」 人生で初めて厨房のアルバイトをやっていた時に そこの先…

CHAPTER8.雪辱

誰かがやるだろうと思うことは、誰もやらない。 その誰かに自分は含まれていないから。 だから…

CHAPTER7.崩壊

飲食店で経験年数はどこでも問われるが、僕はあまり関係ないと思っている。どう向き合うかで簡…

CHAPTER6.面談

同じポジション、同じ拘束時間でやっているのに担当が変わると仕込み量や片付け時間に差が出る…

CHAPTER5.資料

数十軒ほど飲食店の現場を渡り歩き、といえば聞こえはいいが良いものを作るには忖度なく意見を…

CHAPTER4.調達

「12卓のお連れ様、卵アレルギーだそうです。」 「乳製品NGの方が予約希望なのですが対応できますか?」 イレギュラーなオーダーはレストランでは日常茶飯事だ。最近ではヴィーガンなどフードダイバーシティの対応も今後、求められてくるだろう。 例えば完全菜食主義者と呼ばれる、動物性食品を摂取しないヴィーガンの方は白砂糖も製造工程で動物の骨灰を使って精製するのでNGのようだ。革製品などの衣類を着ないヴィーガンをファッションだけ取り入れている方もいるようだ。細分化されすぎてすべてを把

CHAPTER3.起業

飲食店は3Kのイメージは未だ根強い。 キツイ、汚い、危険。人の入れ替えが激しく悪循環は続く…

CHAPTER2.俯瞰

飲食店は理不尽だ。若い頃はそういうものなんだと受け入れていたが、客観的に見るとこの業界は…

CHAPTER1.独立

かつてとあるフレンチレストランの門を叩いた。ベタな話だが当時の夢にケジメをつけ第二の人生…