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海のふた 〜おっぱいさわって 過去日記 2015

高田馬場のスタバへ向かう

野方の公園に自転車を停めに行くと

ピンクの芙蓉が青い空とコントラストを描いていた

自転車の鍵を探す彼

黄色い自転車が鮮やかでシャッターを切る

シルクで金魚の柄の扇子を買った


早稲田通りのスタバはもうピーチフラペチーノがsold  outだったので駅のスタバへ戻った

小さな桃の粒が入っていて想像通りの味がした

彼の隣に座って

海のふたを読む

時々触れる指が温かくて 小説の世界の夏の日差しで温んだ海水に包まれているような

安心感が湧き上がった

そうしているうちに

その掌で乳房を包んで欲しくなる

心はちゃんと はじめちゃんやまりのいる

西伊豆にいて頁をめくることからも

離れていないのに

ズンと子宮が疼くような感覚がして

彼におっぱい触ってって言ったら

呆れながらも少し触ってくれた


帰宅してキャベツを入れた塩ラーメンを作って食べ

そのまま昼寝

起きてご飯を炊いてニラもやし炒めで食べた


板橋の民家で老女の3姉妹が死んでいたそう

クーラーが苦手で熱中症になったらしい

なんか小説のようで少しいいなと思った

誰かひとりずつ亡くなるより

なんとなく淋しくないような気がする


彼はパワーズの小説が見つからないから忘れてきたのかもと探している



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