#37 お店が「SINCE」を付けたくなる理由
2020年年末です。
今日は、前から書きたいなと思ってた
お店が「SINCE」を付けたくなる理由。
ここで言うSINCEとは、会社やレストランなどの創業年を表す、あのSINCEです。「喫茶○○○○ SINCE 1985」 などと看板などに書かれているのを見たことがある方もいることでしょう。
ここでまず、基礎知識。
私の大好きな、みうらじゅん先生が、氏のシンスブームについて語ってまして。
メディア何かでも話題(?)になったので、このシンスブーム、ご存知の方は読み飛ばしてください。
歴史や古さを誇る場合によく使われてきたSINCEですが、ここへ来て型破りなものも散見されるということで、シンスに着目しているというみうらじゅん。
例えば、こんなもの
SINCE 2020 ← 最新ス(サイシンス)と呼ぶらしい。
SINCE20xx ← もはや未来で未知。
で、シンスを審査するシンサーとして、シンスの写真を撮り溜め、シンスに没頭し、終いにはヒヤシンスを育てたりしており、SPDのSHINCOと曲まで出す始末(そういうところが好きなんですが)
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すいません、めちゃくちゃ長くなってしまいましたが本題です。
思い出してください。
お店が「SINCE」を付けたくなる理由 です。
これは、(あくまで店をやっている私個人の答えですが、自信あり)
何度も聞かれるから
です。
お客さんは何も悪くないです。
「いつオープンしたんですか?」「いつからやってるんですか?」
質問してくださって嬉しいはずです。
ただ、店主の心の狭さが、ええーい!!と半ばキレ気味に、SINCEを付けさせてしまうのです。
(知ってくれてないんかーい)(またその質問かーい)(こっちはずーっとなってるんだけどなー)
という気づいてくれてなかった寂しさの集大成が、いわばSINCEに凝縮されてしまうのです。
何度も言いますが、お客さんはホント何も悪くないのです。(私も時々聞いてしまうもの)
ただ、長年やっていていればいるほど、「いつオープンしたんですか?」「いつからやってるんですか?」の質問は、こたえます。寂しさ倍増です。もっと早く気づいてよ、と。
おれはここにいるよー
と、どこかに向かって叫びたい。
その悲しみの吐け口が、SINCEとも言えるでしょう。
そんな思いから付けてしまうんです。
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さて、だいぶドラマチックに書きましたけれども(笑)
オープンして7年目の我がキートス
「いつオープンしたんですか?」「いつからやってるんですか?」
もまだまだよく聞かれます^ ^
もっともっと広く周知されるようにまだまだ努力せーってことですね。
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