接客英語21 テイクアウト:出来上がり時間の確認
皆さん、こんにちは。「英語より笑顔」、ぺぺです。
今回は電話対応シリーズのテイクアウト編「出来上がり時間の確認」です。
電話対応って難しいですよね。テイクアウトのオーダーは確認することが多くワーホリの方々を悩ませると思います。テイクアウトではお客様の注文を取ったら、キッチンに出来上がり時間を確認しますよね。確認するまでお客様に電話口で待っていただくことになります。さぁ何ていうでしょうか?
少々お待ち下さい
少々お待ち下さいは、こう言います。
"One moment, please."
少々お待ち下さいの、基本・鉄板フレーズです。電話口だけではなく対面でも使えます。比較的丁寧な言い方ですのでビジネスの場でも安心して使えます。
待たせる目的を伝える
テイクアウトの注文を取っている訳ですので、注文が終わって電話を保留にするのは確認のためというのは誰でも分かることですよね。少々お待ち下さい、だけでも十分かもしれません。
ただ、私達は接客のプロです。ちょっとした一言を大切にすることは思っているより大事ということも多いかもしれません。電話口でお待たせする時、お客様に伝えたいことは、
「少々お待ち下さい。
どれくらいで出来るか確認いたします。」
という事です。何と言ったらいいと思いますか?いろんなフレーズが考えられると思います。今回は一連の説明の後最終的に紹介したいフレーズはこれです。
One moment, please.
Let me check how long it will take.
確認いたします
確認する、というのは何ていうでしょうか?私はこの場合は、
check
という単語を使っていました。ですので「確認いたします」は、
I will check.
と、言います。この言い方でも問題ないのですが、私は別の言い方をよくしていました。
確認させてください
確認いたします、を、確認させてください、と英語で言うにはどう言ったらいいでしょうか?そういう時は、
let
を使います。letは誰かに何かをさせる、と言う意味です。letという単語は使い方が難しいです。説明はしますが、完成形のフレーズを丸覚えする方が英語初心者にはいいと私は思います。さらっと読み進めてください。
「(私が)確認する」="I check." を、
「(あなたが私に)確認させる」に言い換えてみます。どうなるでしょうか?
You let me check.
これで、"let" を使って 「○○させる」という文が出来ました。
命令形にする
では、「○○させる」を「○○させてください」に変えたいと思います。命令形を使います。
いきなり "let" を命令形にするのは初心者には少し分かりにくいです。まず別の分かりやすい単語で命令形を作ってみましょう。例えば "give(あげる)"を命令形にするとどうなるでしょうか?
You give me ice cream.(あなたは私にアイスクリームをくれます)
これを命令形にすると、
Give me ice cream.(アイスクリームをください)
になりますね。では、
You let me check.(あなたは私に確認させます)
を命令形にすると、
Let me check.(確認させてください)
になります。
と、言うわけで"let"という単語と、命令形を組み合わせることで「確認させてください」と言う表現が出来上がります。
どうして面倒な表現するの?
「確認いたします。」で良くない?と思いませんか?私もそう思います。ただ、サービス業ではよく使われる表現なんです。英語圏では、確認します、とこれからの行動を宣言する表現より、確認させてください、と相手に許可を請う表現のほうがよく使われるみたいですね。言葉・文化の違いですね。
というわけで結果だけ頭に入れておきましょう。確認する際の表現は、
Let me check.
と、言うことです。
英語に余裕がある方へ
さらに何を確認するかを伝えるとより丁寧になりますよね。何を確認するかというと、出来上がり時間です。日本語をそのまま訳そうとすると"time"という単語を使いたくなりますよね。でも、この場合は「どれくらいかかるか」確認する、という言い方がよく使われる表現です。
時間がかかる、という表現の主語は "it" で 動詞は "take" です。
これは日常会話で非常によく使われます。是非使えるようになるまで練習しましょう。ですので、
It will take = 時間がかかる、という表現です。
日本語表現を基準にすると「出来上がるのに」と英語でも言いたくなります。ですが、簡潔明瞭にしたいので、そういう無駄なフレーズもいりません。
「どれくらい」という表現は、how longです。組み合わせると、
how long it will take = どれくらいかかるか
です。
今までの内容を全て合わせるとこうなります。
One moment, please.
Let me check how long it will take.
いかがでしょうか?もし、長いと思う方はシンプルに、
One moment, please. Let me check.
でも大丈夫です。
最後に
今回は "let" という動詞について、命令形について、そして、時間がかかる、という表現について書かせて頂きました。どの表現も英語初心者のうちはなかなか慣れるのが難しい表現です。コツコツ練習しましょう。
私は、膨大な量の単語や文法を勉強し自ら文章を生む力をつけるのは、修行のように大変な作業だと思っています。それよりは、実際にネイティブが使うフレーズをちょっとずつ真似して取り入れていくほうがいいんじゃないかな、と個人的に思っています。こういった日本語表現とは違う表現は、難しく構成を読み解くのも大事ですが、「へー、そういうんだ。使ってみよう!」くらいの感覚で実際に言ってみて行動で覚えていくのが英語を楽しみながら習得する一つの方法だと思います。
一人でも多くの方が英語で接客する現場に立ち、素晴らしい時間をすごされることを心より願っています。
長文ここまでお読みいただきありがとうございました。良かったらスキ・フォロー・シェア・Twitterフォロー・YouTubeチャンネル登録よろしくお願いします。それでは次回の記事もお楽しみに。
ぺぺ
【テイクアウトシリーズ】
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