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人生にはパッションを「シンプルな情熱」

文学ラジオ第56回の紹介本
「シンプルな情熱」
アニー・エルノー 著
堀茂樹 訳
ハヤカワ文庫

前回の番外編に続きゲストに東京小説読書会のウラノさんをお招きして三人で作品紹介をしています。フランスのアニー・エルノーは2021年のノーベル文学賞候補と目され、ウラノさん一押しの作家。

本書は作家自身の体験に基づいた年下男性との不倫の話ですが、単なる恋愛小説ではなく、恋のパッションに燃えた一人の女性の記録であり、省察です。人生におけるパッションとは? 深く考えさせられる一冊でした。

本書のあらすじ
「昨年の九月以降わたしは、ある男性を待つこと──彼が電話をかけてくるのを、そして家へ訪ねてくるのを待つこと以外何ひとつしなくなった」
離婚後独身でパリに暮らす女性教師が、妻子ある若い東欧の外交官と不倫の関係に。
彼だけのことを思い、逢えばどこでも熱く抱擁する。
その情熱はロマンチシズムからはほど遠い、激しく単純で肉体的なものだった。
自分自身の体験を赤裸々に語り、大反響を呼んだ、衝撃の問題作。

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