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現代シンガポールを映す48の物語「マレー素描集」アルフィアン・サアット著、藤井光訳
文学ラジオ第83回の紹介本
現代シンガポールを映す48の物語
「マレー素描集」
アルフィアン・サアット 著
藤井光 訳
書肆侃侃房
48の掌編のつらなりによって現在のシンガポール社会を巧みに描き出したマレー系作家による短編集。多様な価値観が生まれつつあるマレー系シンガポール人たちの複雑な感情を描いています。
ラジオでは全体の魅力や印象に残った作品を紹介しています。シンガポールの知らなかった一面を知れるかもしれない。ぜひお聴きください!
また、本書はサイズ感も表紙もかわいく、ページがざらっとした触り心地の風合いのある紙なのも特徴的。数ページの作品が多いので、気になった方はぜひ本を手に取ってみてください。
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本書のあらすじ
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表彰式で大統領と握手ができなかった学生、ふと交番に現れて無言で去っていく女性、認知症の進行を認めず、マレーの民話に出てくる幽霊「トヨール」のしわざだと言い募る父親と同居する息子──。
シンガポールがイギリス領の一部だった19世紀末に総督フランク・スウェッテナムが執筆した『Malay Sketches』。それから100年以上を経た現在、アルフィアン・サアットによって新たに同名の作品が書かれた。イギリス人統治者が支配下にあるマレー人の文化や気質を支配言語である英語を用いて読者に紹介するという『Malay Sketches』の構図を大胆に再利用するかたちで本書は誕生する。
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