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文学によって人生を見直す父と娘「リーディング・リスト」レスリー・シモタカハラ著、加藤洋子訳

文学ラジオ第169回の紹介本

文学によって人生を見直す父と娘
「リーディング・リスト」
レスリー・シモタカハラ著
加藤洋子訳
北烏山編集室

パーソナリティ二人で作品の魅力やあらすじ、印象に残った点など、読後の感想を話し合っています。ぜひお聴きください!

知ったきっかけは越前敏弥さんのYouTube番組/本好き、文学好きはハマる/しっかりとした自伝小説であり文学ブックガイドでもある/著者&作品紹介/人生に重ねられる13冊のブックガイド/1900年代初めからのファミリー・ヒストリー/父と娘の会話が読書会のよう/主人公の自己肯定感の低さが今の日本の小説のように感じた/ストーリー紹介/読後の印象/主観的に文学を読むことを肯定してくれている/13冊のリーディング・リストの中で読みたくなった本/次回予告回予告

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版元サイトより
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自伝小説(オートフィクション)×文学ブックガイド
日系カナダ人4世の著者の手による自伝小説(オートフィクション)。本書の著者であり主人公でもあるレスリー・シモタカハラは、名門ブラウン大学で文学博士号を取得、カナダの田舎の大学で文学を講じている。だが、学生から〈史上最悪の教授〉と揶揄され、転職も恋愛も失敗、精神的にひどく追いつめられてトロントの実家へ帰郷。定年退職した父のために作った「リーディングリスト」=読むべき本リストに添って、日系カナダ人としての両親や祖父母の人生をたどり、自分自身の生と死を見つめる日々を送ることになる。
本書は13章から成りたっており、各章のタイトルがすべて、リストの作品名、つまり英米加(=カナダ)の文学作品の名前になっている。たとえば、ソロー『森の生活』、ウォートン『歓楽の家』、ジョイス『ダブリナーズ』、ウルフ『ダロウェイ夫人』、ナボコフ『ロリータ』、ハメット『マルタの鷹』など。この13作品はすべて翻訳が出ていて、日本語で読むことができる。
解説 倉本さおり(書評家)
装釘 宗利淳一

▼本書を知ったきっかけはこちらの越前敏弥さんのYouTube番組です。

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