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二回目の涙はあたたかい

「生きるためのカレー」にはみなさんの想いが込められています。決して一人ではつくれなかった味。

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北摂に住む畑野くんが、先日の記事を読んで駆けつけてくれました。三合炊きの炊飯器。それからカバンから封筒を取り出し、店長の伊藤に渡しました。中には寄付が入っていました。

「諦めんなよ」

その一言に、伊藤は涙を流しました。畑野くんは伊藤の高校時代の水泳部の仲間。20年来の友人です。


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広沢タダシさんのお父さまである義明さん。炊飯器を持ってあたたかい言葉をかけてくれました。広沢タダシさんはSNSで記事を拡散してくれて、たくさんの人から応援のメッセージが届きました。広沢さんと義明さん、親子でお店を支えてくださっています。


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今日の午前、舞台女優の池下敦子さんから一升炊きの炊飯器が届きます。昔からずっとお姉さんのように接してくれている存在です。

「せっかいくいいお店10年も続けられてるんやから、負けずに乗り越えて。大丈夫やで」

あたたかく、力強い言葉。送り主を確認した時、池下さんの苗字が変わっていて「ああ、結婚されたんだぁ」と感慨深くなりました。本当にありがとうございます。


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株式会社MIMAの美馬功之介さんとお姉さんの多恵子さんからも三合半炊きの炊飯器をいただきました。「今は大変な時期だから、お互いに協力し合って乗り越えよう」と励ましの言葉をいただきました。

多恵子さんは「ミマルシェ」という八尾を宣伝するジャーナルを発刊しております。各飲食店の情報が掲載されており、プラットフォームのような役割を果たしてくれています。市民のみなさまも、飲食店のみなさまも、ぜひお手に取ってごらんください。


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一日おきにいろいろなことが起こります。泣いて、笑って、また泣いて。二回目の涙はあたたかい涙で。終わりのない不安が世界を包んでいますが、その中でみなさまとのやりとりに希望を発見します。人と人が支え合って、生きていく。支えられるだけでなく、僕たちも困っている人へ手を差し伸べる。そのようにして、みんなでこの危機を乗り越えたいと強く思いました。


生きるためのカレー

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アイシングクッキーアーティストの優花さんからアドバイスをもらい、店長の伊藤がつくる「生きるためのカレー」。食べると安心できて、あたたかい気持ちになる。それは、みなさんお一人おひとりの想いが込められているから。決して一人ではつくれなかった味。

イラストは広島に住む三枝咲月さんが書いてくれました。今回のことを知り、何か協力できないかと声をかけてくださいました。世界に一枚しかないあたたかい、あたたかい絵です。

CafeBarDonnaは、明日の17時からオープンです。まだ試行錯誤をしながらですので夕刻からのスタートになります。ぜひ、この「生きるためのカレー」をお召し上がりください。

※来週からはお昼のテイクアウトもはじめます。



最後に、支援金をくださったみなさまへ
店長の伊藤充から感謝の言葉を。



(文章はCafeBarDonnaの嶋津亮太が書いています)



店の運営資金と店長の伊藤充へ渡します。