モロッコ・カフェびたり紀行2
モロッコの街を歩いていてまず驚くのは、色彩の豊かさ。
青色の街として知られるシャウエンは絶景の街として世界的に有名。ただ、モロッコが本当にすごいと思うのは、細部にも豊かな色彩感覚があふれていることだ。
古都フェズの旧市街の陶器店に飾られる皿の色彩感覚はとても素晴らしい。
こちらは、もう一つの古都、マラケシュ。
マジパン菓子。スペインやイタリアが本場ともいわれるけど、両国のそれにまったくひけをとらない。その写実性では、むしろ、モロッコのほうが上のような気がする。
スパイス。スパイス屋は、中東の国ではどこにでもあるけど、ここまで色彩と造形にこだわってディスプレーしている国はほかにない。なぜだろう。これが、「アフリカ」ということだろうか。
ちなみに、ナツメヤシの色彩も美しい。
微妙な色合いの違いに、思わずじっと見入ってしまう。
ピクルス、穀類・豆類の自然が生んだ色彩美もすばらしい。
スリッパのようなモロッコ伝統の履物バブーシュ。これは最近、日本のインテリアショップなどでもよくみかける。
モノ作りの伝統がしっかりと息づくモロッコは、旅の街歩きで飽きることがない。世界同一規格のものではない、オリジナリティにあふれているから。
モロッコへ出かけたら、ぜひ細部に着目してみてください。
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