#131 いちごのパンケーキ / ないものでなくあるものを見る
息子の保育所時代のママ友二人とお茶をした。
いつもはランチを食べてからお茶という流れだが、
私が土日の休みが取りにくく、
日曜日、私の仕事が終わってからお茶だけでもと、
時間を合わせてくれた。
ありがたいなあと思う。
ママ友ではあるけれど、
今では「ママ友」という言葉がしっくりこず、
普通に「友だち」だ。
二人ともとても気が合い、
会話はたわいもない日常のことから体調の話(笑)
老化からくる自分のポンコツ具合を披露しあって笑ったり、
時にはまじめにお互いの仕事の話をしたり
何時間も盛り上がる。
最近気がついたけれどこのメンバー、いつ会っても
愚痴や不平不満の会話がない。
軽やかで楽しく笑える話ばかり。
大笑いしなくても、クスッと笑うだけでも場がほぐれ、
笑うって大切なことだなと思う。
そんなメンバーで
ふわふわパンケーキとコーヒーで楽しいお茶タイムだが、
パンケーキがテンション上がらざるを得ないビジュアル。
お皿が動くとふるふるふるっと揺れるパンケーキ。
それぞれのメニューに歓声が上がる盛りつけ。
パンケーキが運ばれてくると、
そのワクワクビジュアルがゆえに
友人二人とも「わあ」と携帯を取り出して写真を撮り始めたので、
誰かといる時はあまり写真を撮らない私も
いそいそと携帯を取り出してカシャ。
写真を撮るのは好きなので、
好きなものを撮っている時間も楽しい。
ワクワクボルテージも上がる。
私は毎年この時期になるとメニューに出てくる
いちごのパンケーキを注文した。
スーパーで売っているパックのいちごが丸ごと使われているのではないかという
勢いで山のように盛られている。
3段重ねのパンケーキを覆うように盛られたいちごの下には
バニラアイスとホイップクリーム。
パンケーキの周りをいちごソースで丸く描いて
それに沿ってカットしたいちごを並べてある。
よく見ると並べたいちごの切り方も、薄切り、さいのめ切りと変えていて
お皿がかわいくて華やか。
パンケーキは言わずもがな、
口の中で溶けていくように柔らかい。
ふわふわのパンケーキを少しづつナイフで切って、
いちごとクリームを一緒にのせて口に入れる。
最高です。
友人のパンケーキ。
ピスタチオと言っていたような気がするが
定かではありません。。
トロッとしたベリーとピスタチオのクリームの組み合わせは
見るからに美味しそう。
友人のおかず系パンケーキ。
クリスマスのリースのように、パンケーキの周りに
グリーンサラダがあしらってあった。
プチトマトやカイワレ、紫キャベツ、、、
こちらトッピングが華やか。
パンケーキは甘いという概念があるので、
サラダ、ベーコン、ドレッシングたっぷりのパンケーキに驚いた。
この日は粉雪が降り始め、寒い日。
お店の中はガラスが曇るくらい暖かい。
快適なお店で素敵なごちそうパンケーキを食べられて
美味しいコーヒーを飲み、
一緒にいるのが心地いい友人と笑い合いながら楽しい時間を過ごす。
こんなに幸せな時間が持てていることをかみしめて
感謝したい。
ともすると、
あたりまえに「友だちとお茶をした」で終わりそうだが、
意識してみると、こんなに幸せな時間があることに気づく。
携帯でネットを開いた時に表示されたニュース。
電車にひかれて、両足、片腕を失った若い男性が
前向きにいろんなことに挑戦しているニュースだった。
数ヶ月で義足で普通に歩けるまでになっていた。
生き生きと登山や講演会などいろんなことに挑戦している姿が
映し出されていて、
私はまだまだできることがあると思えた。
両足、両手があって自由に使えることは
あたりまえじゃない。
本当にありがたいことだ。
ないものではなく、あるもの、持っているものに
意識を向けて感謝していこうと思う。
🌱お読みいただき、ありがとうございます(^ω^)
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