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#152 黒い森のケーキとシナモンロールのできあがり / 嬉しさと楽しさと喜びの1日に感謝
さて、お昼ごはんを食べたあとは、
オーブンから焼き上がったココアのスポンジケーキを取り出して
代わりに窓際で発酵させていたシナモンロールをオーブンへ。
スポンジケーキを冷まして、
お皿の片付けなどしている間にシナモンロールが焼けた。
オーブンの扉を開けて鉄板を引っ張り出し、
焼き上がったのを見た時の感動。
「わー!」
「焼けてるー!」
当たり前なんだけどその言葉しか出てこない。
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家でシナモンロールが作れるということが
初体験でテンションアップだ。
さらに初めてのアイシングに挑戦。
アイシングは3人の誰もやったことがなく、
ネットのレシピを見ながら作る。
といっても、とても簡単。
アイシング用の粉砂糖に牛乳大さじ1を混ぜるだけ。
粉砂糖の量に対して牛乳こんだけ?と驚くほど水分少なめで
溶けるのかと驚いたが、
すぐに溶けてクリーム状になった。
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とろっとなるまで混ぜ合わせる。
友人がトッピング用に胡桃とカルダモンを刻んで用意していた。
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焼き上がったシナモンロールに
アイシングをスプーンで上からとろとろとかけて
その上に胡桃と粉末に細かく刻んだカルダモンを散らす。
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アイシングと胡桃をトッピングすると
一気に華やかなパンになった。
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ここまできたら、もう楽しさと嬉しさと喜びしかない。
焼き上がったパンやケーキってこんなに
喜びを増幅させてくれるものなんだな。
1人だとやったことないことって
ハードルが高くてなかなか腰が上がらないが、
誰かとやると勢いがつき、
シナモンロール作りなんて100階くらいの高いところにあったのに
次は1人でもやれるんじゃないか?とまで思えた。
人の力ってすごいものがあるし、
とりあえずやってみるとどんなものか正体が見えて
案外できるのかもとわかることがある。
などなど思ったことはさておき、
次は黒い森のケーキのデコレーションにとりかかる。
焼き上がった丸いスポンジケーキを横半分に切って
チェリーのジャムをたっぷりと塗っていく。
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その間に生クリームと砂糖ををボウルで泡立て、
クリームの上からかけるチョコレートを包丁で細く刻む。
3人いるので作業がサクサク進む。
手の空いた人がどんどん使い終わったものを片付けたり
洗い物をするので
1人でする時のように散らからない。
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チェリーのジャムを塗ったスポンジケーキの断面に
たっぷり生クリームをのばし、
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缶詰のブラックチェリーのシロップ漬けをその上に並べて
カットしたもう半分のスポンジケーキでフタをする。
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その上にこれでもかとジャムを塗って、
生クリームで真っ白に包み、
外側に刻んだチョコレートをまぶす。
最後にフレッシュのアメリカンチェリーをてっぺんに飾ってできあがり。
このあたりでハプニングがあり
時間がなくなってバタバタしたので
きれいな丸いままの写真やカットした写真など撮れなかったが、
生地がオイルなしのずっしりとした食感の食べ応えがあるケーキだった。
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バターなし、オイル系なしでケーキができるんだなあ。
ふんわりやわらかいケーキもいいけど、
ちょっとハードなケーキもなかなかおいしい。
甘さをおさえた生クリームと洋酒のきいたしっとりしたチェリーが
とてもいい。
ハプニングというのは、
友人がエスプレッソを入れる器具を持って来てくれて
淹れようとしたら直火で沸かすタイプで、
我が家のIHコンロでは対応してなくて
うんともすんとも言わず。
友人の1人が用事で帰らなくてはいけない時間になったのに
せっかくだから飲みたいと
卓上コンロを探し回り、
準備できたものの、網がないと五徳の上にグラグラして
しっかり座ってくれない。
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友人がテーブルにエスプレッソカップを置いた時に、
この小さなカップで飲んだことのないエスプレッソを飲みたい!と
みんな甘いケーキと濃いコーヒーを楽しみにしていたので
なんとか飲もうとジタバタしたが、断念。
おなかがいっぱいになってきてシナモンロールは
小さく切って一口づつ味見程度。
残りは3等分してそれぞれ持ち帰った。
ケーキも3等分して食べ切れない分はクッキングシートとラップに
ふんわりくるんで持ち帰り。
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翌日、おやつに食べようとグリルで温めたら、
アイシング部分が溶けて透明になってしまった。
けれども、
その味のおいしいこと。
巻き込んだ黒砂糖のフィリングと友人が入れた小さなレーズンが
とてもいい仕事をしてて、深みのある味になっている。
素朴なパン生地をしっとりと食べさせてくれる。
アイシングの甘さも戦力になってて、
胡桃の香ばしさと、レーズンの甘さの組み合わせが
おいしさアップ。
カフェオレを淹れて、うまーい、と味わう。
友だちと過ごすこんな日は
なんとなく過ぎていきがちな日常が彩られて輝き、
ああ、いい日だったなと思う。
いい思い出にカウントされる。
友人の1人は、写真や動画を撮ることも好きで
帰ってからLINEで送ってくれたが、
私と同じものを撮っているのに撮った人が変わると
こんなに違うのかと思うほど被写体への目線が違う。
違う人の目から見るとこんなシーンもあったのかと新鮮で
写真を見返してまたウキウキと楽しむ。
写真は楽しさを繰り返し楽しめるツールだな。
嬉しさや楽しさ、喜びを共感できる友人に感謝だ。
これからも小さな挑戦していこう。
🌱お読みいただき、ありがとうございました( ͡° ͜ʖ ͡°)
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