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#173 海とシュトーレンとコーヒー / 自然とおやつに癒しをもらう

去年の暮れ、友人と2人でドライブに行った。
海が開けて、きれいな海岸が見えた。

思わず車を止める。
12月にしては暖かく、車から降りても寒くない。

広がった海を見て気持ち良さをいっぱいに感じる。



道路から下を見ると海岸に降りる道があり、
おやつにしようと思っていたところだったので
ここで休憩することにした。


ザクザクと枯葉を踏みながら道路脇の小道を降りて行くと
岩場が見えて、石段で食べようと目指して歩く。



石段に布を広げる。
戸外に出かける時はいつどこでおやつにするかわからないので
持ち歩いている。

敷物がなくても別にいいんだけれど、
敷いた方が落ち着いて、ピクニック気分が上がる。

友人が焼いたシュトーレンを持ってくねと言っていたので
私は熱いホットコーヒーをポットに入れてきた。

いつも詳しい打ち合わせをするわけではないけど、
それぞれがいいなと思うものを持ってきて
それを組み合わせておやつにする。


友人のカゴから、
素敵にラッピングされたシュトーレンとカットボードとお皿と
みかんが出てきた。

ラッピングのローズマリーの枝は
友人の家の庭に野生しているもので
いい香りがする。

ローズマリーと麻ひもでこんなに素敵になる。
これだけで楽しい気分が引き上がる。


コーヒーをカップに注いで、シュトーレンをお皿に盛る。


今年友人が焼いたシュトーレンはやわらかめの生地で、
毎年一緒に作って食べているハードなのと違う
ふわっとした食感がおいしい。

いろんなレシピがあってそれぞれ個性がある。
ハードなのもソフトなのもそれぞれにおいしい。


自然の中で食べる食事やおやつの時間って豊かだなと
毎回思う。

山の木々を眺めながら。
海を眺めながら。
空ももれなくついてくる。
晴れた日の青い空、夕暮れのオレンジ色の空、、
この日はグレーの曇り空だったけれど、
それでも外の気持ち良さは感じられる。

カフェやレストランで食べるのも、
家のテーブルで食べるのも
それはそれでもちろんおいしいし、楽しく豊か。

自然の中で食べるのはまた違う豊かさだ。

私にとって優しい自然は最高のヒーリング。


食べた石段のすぐ足元には透き通った浅瀬。
ヤドカリがいた。


風もなく寒くなく、この場所があまりにも気持ちよくて
座っておいしいおやつを食べてコーヒーを飲み、
海を眺める。

たわいないおしゃべり。

友人も私も写真好きで、
おやつや景色を撮影するのも楽しく
好き好きに気に入った景色を見つけては写真を撮る。

そしてまたコーヒーを飲む。
海の気持ち良さを味わう。

なんて幸せな時間なんだろう。

一日ここでいられるねと話す。

すごく太陽が照っていたら
冬とはいえ日焼けを気にしたり眩しさで
こんなに長時間いられないかも。

曇りは曇りでいいところがある。


本当に動きたくなくて1日ここで過ごしたいと思ったが、
名残惜しみながら次の目的地に向かった。


曇った日の冬のドライブもなかなかいい。



🌱お読みいただきありがとうございました(^ω^)





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