Café喜望峰

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Café喜望峰

Come in! Old Sport. 自家焙煎珈琲/Jazz ・ 平日 14時〜22時|祝・土日 11時〜20時 木曜定休 武蔵野市西久保2-11-4 MAC武蔵野コート

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記事一覧

ホテルのやつ

Café喜望峰
18時間前

LA LA LAND

ミュージカルは苦手だったけどこれは観れた、という人に何人か会いました。私もそのうちの一人。 なんでしょうね、筋としては単純なんですが面白い……。 前作の『セッシ…

Café喜望峰
19時間前

それから

くしゃみをして、苦沙味先生ってのがいたなと思い出した 漱石の時代の先生と、今の先生で随分違う あの人は先生とか教師の、人間味を書いていたと思う。 「坊ちゃん」に…

Café喜望峰
20時間前

他言・シーレ

PERFECT DAYS

パーフェクト・デイズという割に、ヒラヤマさんの前から人がいなくなっていく。日常が崩れていく 同僚はバックれるし、姪っ子は強制送還されるし、妹は高級車で消えていく…

沈まない!

山崎豊子「沈まぬ太陽」読んでますが 全五巻で話の主題が変わってゆく 航空会社に勤める主人公の不当配置(中東→アフリカ)があって、会社の飛行機事故があって、最後ま…

汚れちまった悲しみ

ワン公

犬は考えるか……? 鼻先濡れてるけど 鼻先押し付けながら、撫でろ撫でろと催促をして 叶わなければ横になる…… いいな……良い生活だ 飯食って水飲んで散歩する…… …

Kids Return

ドラマはあるけど淡々とした日常でもある というか、たとえ暴力を孕んでいても淡々と撮るのが北野武 青春ではある、高校生だし 青春だけど、ぐだぐだと…… いいことはあ…

アンブレラ打法

トップガン・マーヴェリック

だってわかりやすいのが好きなんだもん——ということでトップガン大好き 前回は生意気若造だったトム・クルーズが指導教官となって帰ってくる……。 ライバルのアイスマ…

50,000

フォークナー凱旋

フォークナー読んでますけども 無駄がなくてシンプルな文章で、 わかりやすいのがヘミングウェイ 頭が混乱するのがフォークナー でございます (ふたりは同時期アメリカの…

金曜の人

デズモンドありがとう

ポール・デズモンドに、もうちょっと突っ込んでくれてもいいじゃない、と思った時もありました。 もう少し激しく演奏してくれてもいいじゃない、と。 しかしいま、そのさ…

雨と除湿

一日中、 雨が降ってますね! 嫌——。 嫌気性雨……。 たとえ熱帯雨林の中にいても、雨より晴れの方がいいんじゃないかと、体はそう言っております。 正直——。 なに…

ツナフキン

LA LA LAND

LA LA LAND

ミュージカルは苦手だったけどこれは観れた、という人に何人か会いました。私もそのうちの一人。

なんでしょうね、筋としては単純なんですが面白い……。
前作の『セッション』もジャズがテーマで、師匠と弟子が激しくぶつかり合うのが見どころでした。

今回は役者志望の女性とジャズバーを建てたい男。
それぞれが、立ちはだかる壁を越えていこうと奮闘する。
結果目標は実現するけど、二人の仲は破綻する。

現代風—

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それから

それから

くしゃみをして、苦沙味先生ってのがいたなと思い出した

漱石の時代の先生と、今の先生で随分違う

あの人は先生とか教師の、人間味を書いていたと思う。
「坊ちゃん」にしろ、「三四郎」にしろ「吾輩」にしろ

今の先生の方が窮屈なんだろか
「先生」を外すと、そういえばあの人はどんな人なんだっけとわからなくなる

わからなくなって、それでもそのまま進んで行ったのが漱石なんだと思う
そのさきに何を見つけたの

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PERFECT DAYS

PERFECT DAYS

パーフェクト・デイズという割に、ヒラヤマさんの前から人がいなくなっていく。日常が崩れていく

同僚はバックれるし、姪っ子は強制送還されるし、妹は高級車で消えていく。馴染みのスナックのママも開店前、店とは違う一面を見せる。その元夫は余命宣告がされている。

変わらないようで変わっていく日常で、ヒラヤマさんは銭湯、飲み屋、古本屋、写真現像に満足しているのに、そのささやかな喜び——「完璧」が保たれる日が

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沈まない!

沈まない!

山崎豊子「沈まぬ太陽」読んでますが

全五巻で話の主題が変わってゆく
航空会社に勤める主人公の不当配置(中東→アフリカ)があって、会社の飛行機事故があって、最後また別の……。

登場人物も多く出てきて、それぞれの内面描写もなされる
で、継ぎ目がシームレス。実に自然に転換していく

広い視野、だけど一人一人にきちんとスポットライトを当てる
時の流れも自由に操る……(あれから10年が経っていた)

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ワン公

ワン公

犬は考えるか……?
鼻先濡れてるけど

鼻先押し付けながら、撫でろ撫でろと催促をして
叶わなければ横になる……

いいな……良い生活だ

飯食って水飲んで散歩する……
基本を教えてもらった

ワン公に

Kids Return

Kids Return

ドラマはあるけど淡々とした日常でもある
というか、たとえ暴力を孕んでいても淡々と撮るのが北野武

青春ではある、高校生だし
青春だけど、ぐだぐだと……
いいことはあまり起きない、
それは主人公の二人がいつしか脇道にそれていったから

まっすぐ努力することへの憧れと、そうなれなかった人たち——酒を飲んでしまうボクサーとヤクザ、でもある

揺れるエネルギー、無鉄砲さ、から距離を取ったからこそ、客観性が

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トップガン・マーヴェリック

トップガン・マーヴェリック

だってわかりやすいのが好きなんだもん——ということでトップガン大好き

前回は生意気若造だったトム・クルーズが指導教官となって帰ってくる……。

ライバルのアイスマンも、相棒の息子ピートも出てくる……。

”考えるな、動け”というのが根底にある。

実際のセリフとしても出てくる。

ピートもトムも過去に囚われている。

”そろそろパイロットが要らなくなるだろ?”

という問いに

”まだその時じゃ

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フォークナー凱旋

フォークナー凱旋

フォークナー読んでますけども

無駄がなくてシンプルな文章で、
わかりやすいのがヘミングウェイ
頭が混乱するのがフォークナー
でございます
(ふたりは同時期アメリカの作家です)

なんで異なるんでしょうかねえ

フォークナーは不思議と、物語の筋が見えなくなるのです
僕の頭の問題もありますが

時の流れもあっちこっちにいくし登場人物も入れ替わり立ち替わり……
残るのは二つ。ただ描写の美しさと、人の声

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デズモンドありがとう

デズモンドありがとう

ポール・デズモンドに、もうちょっと突っ込んでくれてもいいじゃない、と思った時もありました。
もう少し激しく演奏してくれてもいいじゃない、と。

しかしいま、そのさりげなさに助けられている自分がいます
「summer time」というアルバムだったり。
デズモンド……

なんだか疲れているので、その柔らかい演奏が沁みます。
デズモンドよ……

危ない、危ない

雨と除湿

雨と除湿

一日中、
雨が降ってますね!

嫌——。

嫌気性雨……。
たとえ熱帯雨林の中にいても、雨より晴れの方がいいんじゃないかと、体はそう言っております。

正直——。

なにが大事って除湿ですよね。
こころもカラッとしやう