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LA LA LAND
ミュージカルは苦手だったけどこれは観れた、という人に何人か会いました。私もそのうちの一人。
なんでしょうね、筋としては単純なんですが面白い……。
前作の『セッション』もジャズがテーマで、師匠と弟子が激しくぶつかり合うのが見どころでした。
今回は役者志望の女性とジャズバーを建てたい男。
それぞれが、立ちはだかる壁を越えていこうと奮闘する。
結果目標は実現するけど、二人の仲は破綻する。
現代風—
PERFECT DAYS
パーフェクト・デイズという割に、ヒラヤマさんの前から人がいなくなっていく。日常が崩れていく
同僚はバックれるし、姪っ子は強制送還されるし、妹は高級車で消えていく。馴染みのスナックのママも開店前、店とは違う一面を見せる。その元夫は余命宣告がされている。
変わらないようで変わっていく日常で、ヒラヤマさんは銭湯、飲み屋、古本屋、写真現像に満足しているのに、そのささやかな喜び——「完璧」が保たれる日が
Kids Return
ドラマはあるけど淡々とした日常でもある
というか、たとえ暴力を孕んでいても淡々と撮るのが北野武
青春ではある、高校生だし
青春だけど、ぐだぐだと……
いいことはあまり起きない、
それは主人公の二人がいつしか脇道にそれていったから
まっすぐ努力することへの憧れと、そうなれなかった人たち——酒を飲んでしまうボクサーとヤクザ、でもある
揺れるエネルギー、無鉄砲さ、から距離を取ったからこそ、客観性が
トップガン・マーヴェリック
だってわかりやすいのが好きなんだもん——ということでトップガン大好き
前回は生意気若造だったトム・クルーズが指導教官となって帰ってくる……。
ライバルのアイスマンも、相棒の息子ピートも出てくる……。
”考えるな、動け”というのが根底にある。
実際のセリフとしても出てくる。
ピートもトムも過去に囚われている。
”そろそろパイロットが要らなくなるだろ?”
という問いに
”まだその時じゃ
デズモンドありがとう
ポール・デズモンドに、もうちょっと突っ込んでくれてもいいじゃない、と思った時もありました。
もう少し激しく演奏してくれてもいいじゃない、と。
しかしいま、そのさりげなさに助けられている自分がいます
「summer time」というアルバムだったり。
デズモンド……
なんだか疲れているので、その柔らかい演奏が沁みます。
デズモンドよ……
危ない、危ない